頂いたご支援でコーヒー豆を買わせて頂きました +α
少し遠出をした先でコーヒー豆を買ってきました。 初めてのコーヒー屋さんは年甲斐も無くわくわくいたします。 初めてのコーヒー屋では必ずその店のブレンドを頼むのですが こちらのコーヒーはとてもとても好みでした! 苦みとコクはとてもしっかりしているのに 後味はすっきりしていて口内に甘さがほのかに残る。 久しぶりの当たりという大当たりです!!! 近場にこのお店があれば……と思わずにはいられません。 また時間を見つけて買いに行きたいコーヒーでした。 これを飲んで今日も原稿に勤しみます。 ごちそうさまです。 ─────────────────────────────────── この先は先日(https://kurikara.fanbox.cc/posts/1606393)の続き。 遺産相続のタイミングの話。 親戚のA夫さん、A子さん夫妻の話です。 A夫妻には子供がいませんでした。 そんなA夫さんは自身の甥の子供 大甥にあたるBくんを小さい頃から可愛がっていました。 豪放なA夫さんと活発なBくんはとても気が合ったのか Bくんが成人してからも仲はとても良く 端から見ていても長年の友人のように見える程でした。 親戚同士の集まりでお酒が入ると 気を良くしたA夫さんは 「俺が死んだら俺の家はBに全部やる」 なんて事をよく口にしていました。 A夫妻は都内のそれなりの場所に一軒家を構えており 築数十年の上物代はともかく その土地代は当時の価格でもかなりのものでした。 そんな折、急な病でA夫さんは亡くなります。 突然の訃報に親戚一同悲しみに暮れ、故人を偲びました。 故人は偲べどそれとは別に 必ず発生してしまうのが遺産相続です。 子供がいない夫婦の法定相続人は 配偶者に2/3、その両親に1/3の相続割合です。 両親が亡くなっていると、兄弟、果てはその子供にも 慰留分として1/4の相続権が発生します。 A夫さんの場合 自身の両親、Bくんから見れば曾祖父母にあたる方は すでに亡くなっております。 ですので奥さんのA子さんに3/4、 A夫さんの兄弟姉妹達に1/4の想像割合が発生しました。 そしてA夫さんの家系は昔からの農家で親戚がとても多く A夫さんにも兄弟姉妹が8人ほど居ました。 このうちの1人がBくんの祖父です。 残念ながらすでに何人か亡くなられているのですが その子供がまた何人もいます。 A夫さんの遺産はそれなりにありましたが 殆どは自宅の土地代です。 1/4の遺産を更に1/8、そこから子供世代で更に分割となると これはまぁ、そこそこにはなってしまいます。 それよりも問題だったのが A子さんにもかなりの相続税が発生してしまうことです。 一人残されたA子さんのためにも A夫さんの兄弟姉妹、その子供達は相続放棄することにしました。 かくしてA夫さんの遺産は全てA子さんへ。 しかし残されたA子さんもA夫さんの後を追うように 一年後に亡くなりました。 そしてその遺産は全てA子さん側の親戚へ。 BくんはA夫さんの家を貰うことはできなくなりました。 A夫さんとA子さん、亡くなる順番がもしも逆だったら Bくんは家……とまではいかなくとも それなりに相続できただろうし きちんとした遺言書があれば A夫さんの家を本当に相続できたかもしれません。 「Bに家をやる」と言い続けてきたA夫さんの口約束も 自身が亡くなってしまっては何も効果がありません。 Bくんの両親もA夫さんの口約束もあって 昔からA夫さんを歓待し続けていた事もあり Bくん共々その胸中は計り知れません。 そんなタイミングのお話でした。 蛇足的な豆知識。 遺言書で相続先を指定しておけば 兄弟以降への遺留分は発生せずに済みます。 何某かのときのために覚えておくと良いかもしれません。 お金って恐い。

