わるい〇ッチ売りの少女。

平素は格別のご厚誼を賜り厚くお礼申し上げます。



給料日の夜。

ずっしりとした財布にウキウキ気分で、会社から家への道を歩いていると・・・



突然、少女に路地裏に連れ込まれた。





悲しげにうるんだ瞳、手に持ったマッチ、つぎはぎだらけの服・・・

とても分かりやすい。

貧しくてマッチが売れないと家に帰れないという例のあれだ。


しかし、服にあしらわれたマッチ、これはいったい・・・?



マッチ1本1000円というので、とりあえず1000円札を渡してみた。





満面の笑みを浮かべる少女。

いそいそとフードを止めている胸元のマッチを引き抜き、渡してくれた。





はらりと落ちるフード。

あらわになるブラウス、そしてたくさんのマッチ。

さらに1000円札を渡してみた。





すとんと落ちるスカート・・・

少女はもっともっとと1000円札をおねだりしてくる。

求められては仕方ない、少女のためにどんどんお札を渡していく。






・・・ブラウスの下から現れたのは、マッチで留められたビキニだった。

釘付けになる視線。

少女は胸元のマッチを示しながら、なんと・・・


100万円をせびってきた・・・!


さすがに狼狽する。にたにたと不敵な笑みを浮かべる少女。

すると次の瞬間――




!!!!!!!!!!


ポキリと折れるマッチ。

支えを失い落ちる水着。

全神経が集中し釘付けになる視線。

みえ・・・みえ・・・・・・




すんでのところで胸元をガードする少女。

なんという反射神経、さすがJS・・・!


ぷりぷりと怒りつつ"そんがいばいしょー"などと言いながら金銭を要求してきたので、ひとまず定価の1割の10万円を渡したら、舌打ちしながらさっさと帰って行った。



・・・いったい、下のマッチはいくらだったんだろう?

きっと、今の自分では"まだ"届かない。

いつかその"領域"にたどり着いてみせる――空になった財布を握り、そう夜空に誓いながら家へと向かうのだった。



それではまたお会いできる日までごきげんよう。










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