せびりちゃんwith鉄棒。
平素は格別のご厚誼を賜り厚くお礼申し上げます。
会社からの帰り道。
くたくたに疲れた心と体を引きずり、家までなるべく近道するため公園を横断していると、一人の少女が鉄棒で遊んでいた。

少女はなにやらこちらをじっと見ている。
しかも少女は地面にもチラチラと視線を向けている。
その先にあったのは、お菓子の空き箱のふた。
側面に「おさつ入れ」と書かれていた。
・・・ふむん。
ためしに1万円札を入れてみた。

少女はなんだか不満げな顔をしている。
・・・足りないという意思表示だろうか?
しかし今は給料日前。あまり財布に余裕があるとは言えないのだが・・・
追加で4万円、合計5万円を入れてみた。

箱の中の諭吉に大興奮の少女。
必死に手に取ろうとジタバタもがいている。
そんな少女のほほえましい姿を全力のかぶりつきでガン見した私は、すっきりと軽くなった心と財布とともに、帰路へとついたのだった。
それではまたお会いできる日までごきげんよう。
