(無料公開)スマホでも読みやすいエロマンガを描く為のはなし

新作のぼうけんのしょ9は「射精一回につきお友達を一人連れてこなきゃいけないサキュバスのお姉ちゃんたちのお店で騙されちゃう」感じの内容で8の続きです。



攻撃的だった前作8のサキュバス達と違い、「バカおっぱい」と「あらあらおっとりママ」の2匹のサキュバスのお姉ちゃんです。

ハーフエンジェルの勇者ルシルくんはどんな邪悪な行為をされてしまうのでしょう…。


まことに ざんねんですが ぼうけんのしょ8は消えてしまいました。

https://www.dlsite.com/maniax/dlaf/=/t/s/link/work/aid/sspf/id/RJ390761.html


エロマンガの閲覧端末はスマホの時代

私は専門家ではないのでエロマンガに詳しくないのですが、各データを見る限りほとんどのユーザーがスマホで閲覧している時代と感じます。

私のサークルのここ5年の実売比率はざっくり数えて


・DL販売:95%

・実本(書店委託や即売会):5%


くらいの差があります。

なので時代に合わせて今回はスマホで読みやすさを意識してみます。


従来の漫画の画面構成はこんな感じ。


B5サイズの同人誌で読むのを考慮した作りですから、割とゴチャっとしても視界に入る面積の広さから問題なく読めました。


コマをギッチリ詰めて情報量を多く!書き込めば書き込むほど偉いからそうしろ!みたいな時代があったんですよね。始まりはホットミルクやゼロス創刊以降で猛威を振るった時代からと感じています。


同人誌とスマホで視界領域の差

左:B5同人誌。

右:iPhone13 proでDLsite playを開いています。


同人誌とスマホで領域が約1/4に縮小されちゃってる!縦読み漫画がスマホで読みやすいのはアス比などの影響もあると思いますが、あれはデジタル特化なので印刷には向かなそうです。


表示領域の差で1コマ目の写植が読みづらくなってしまいました。


なので写植領域を大きくし、各パーツを大きくしてみます↓


見やすさのついでに構図の勢いが増しました。

まだ写植サイズはギリ見えるかな?くらいですのでもう少し大きくしてもいいかもしれません。

デメリット

・絵柄にもよりますがページ数が増える=制作時間の増加。

・実本はページ数に比例して印刷代が跳ね上がる。


100pのぼうけんのしょ8で同様の方法にすると、内容はそのままで150~200ページくらいになるのではないでしょうか。


近年ページ数が多い作品が多いのは、スマホ向の作りをしている作品が増えつつあるからと感じています。もちろん書き込まれている作品も存在します。



作品は時間(コスト)をかければいくらでも書き込めますが、高効率な引き算が一番難しいのでまだ試行錯誤が続きそうです。


<おしまい>











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