敗北者の末路 ~イアネーグ~
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【リア】
「今宵の演目は全て終了ですわ。
皆さまお楽しみいただけたでしょうか?」
【イアネーグ】
「う……ぐ」
【リア】
「これだけのアンコールをいただいているのに
舞台の袖に引っ込むというのも無粋かしらね
貴方もそう思うでしょ?」
【イアネーグ】
「や……やめて」
【リア】
「そんなに怯えなくて良いのよ。
フィナーレを飾るのに貴方はとても映えそうだもの
盛大に打ちあげましょう」
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1

【リア】
「どんな声で鳴いてくれるのかしら。
舞台奥の皆さまにもしっかりと聞こえるように頼むわよ」
【イアネーグ】
「うぅ……こんなの……いやだ」
2

【イアネーグ】
「あうっ!うぎっ!!!ひぎぃっ!!」
【リア】
「私の鞭の味はいかがかしら……ねっ!」
【イアネーグ】
「ひぎぅ!!いたいぃぃっ!!」
3

【イアネーグ】
「やぁぁっ!!痛い!!痛い!!痛いぃっ!!ひぎゃぁぁあ!!」
【リア】
「あらあら、漏らしてしまったのね。もう一度躾が必要かしら?」
【イアネーグ】
「ひっ!?鞭は……いや」
【リア】
「残念ね。貴方に許されている答えは”はい”と”お願いします”だけよ」
4

【イアネーグ】
「うぅぅ……うぅぅ…………うぅぅぅぅ」
【リア】
「皆さま、お待たせしました。この麗しき闘技大会も最高潮。
可憐に咲き誇る火の華をお見せいたしましょう」
5

【イアネーグ】
「ぎぃゃぁぁああああっ!!!」
【リア】
「ふふ。とても綺麗ですわ」
6

【イアネーグ】
「……ぉぉ……………っ……」
【リア】
「皆さま、お越しいただきありがとうございました。
これにてグランドフィナーレですわ」
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【ナツメ】
「随分と派手にやりやがりましたね」
【リア】
「いい女は隠し事の一つや二つある。
当然の事ですわ」

【トルスラ】
「ふふふ。優勝おめでとう」
【リア】
「ありがとうございます、レディ・トルスラ。ユエット楽しみだわ」
【トルスラ】
「貴方ならとても楽しめる場所だと思うわよ」
【ナツメ】
「では続きまして、副賞の賞金の授与を――」
【リア】
「それは辞退させていただきますわ。その代わり、就職先を……」
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【ナツメ】
「……まさか、あの悪趣味なショーの司会進行をしたいとか。
頭イカレてやがりますよ」
【トルスラ】
「そうかしら。とても素直で、自分に正直で、裏表のない良い子よ」
【ナツメ】
「良い子? あれがでやがりますか?」
【トルスラ】
「ごはんとご褒美をあげるだけで、お仕事を必要以上にしてくれるのよ。
ほら、良い子じゃない」
【ナツメ】
「良い子の基準がわたしには理解できねぇですよ」
【トルスラ】
「悪い子っていうのは、例えばお仕事をお願いした時。
ついつい鉱石を見つけたら内緒でしまっちゃうような子よ、うふふ」
【ナツメ】
「……改めて肝に命じておくです」
