穴の向こう側⑤

9/13追記 挿絵追加しました!

※

 オレは跪いてちんぽをしゃぶっている。竿を濡らして挿れやすくするためだ。口を塞がれて息苦しいが、今からこのデカブツがオレにハメられるかと思うと、全身から喜びが溢れてくる。逸る気持ちを抑えて、しっかりと舌で竿をなぞる。  まんべんなく舐め上げた後、オレは口を離す。涎でぬめりを帯びたちんぽに背を剥けて、ケツを左右に拡げる。さっきからオレの身体の奥がヒクヒクしっぱなしだ。  つま先立ちになって腰を高く浮かし、疼くケツの穴を、そそり立つちんぽのてっぺんに押し付ける。ぬちゅ、と音がして亀頭の先っぽが中に入ってくる。 「ひんっ……!」  少し挿れただけでも、その熱さと硬さと大きさが、今までに挿れてきたものと比べ物にならないモノだとわかった。これが奥まで入ってくる――――そう想像して、息が荒くなる。 「ひっ、ん、ぅ……‥…!」 ゆっくりと腰を落とし、すこしずつちんぽを受け入れていく。バカバカしい太さのそれが中に入ってくるたび、自分の身体が押し拡げていくのがわかった。 「ったく、まどろっこしいなぁ。手伝ってあげるよ」  唐突に壁の向こうから声がした。その直後、オレが身体を預けていたトイレの壁が、音を立てて揺れた。その拍子に、爪先立ちしていた足がつるりと滑って体勢が崩れる。 「んおォ゛ッ!?」  ずちゅん!と音がして、熱い肉の塊がオレの身体にめり込む。ケツから脳天まで一気に衝撃が駆け上がり、視界がちかちかする。 「どう?ボクのチンポにハメられた感想は。……ま、大抵の場合感想なんか言う余裕なんてないんだけどね」  その通りだった。ものすごい圧迫感に、息をするのも忘れそうだ。とても答える余裕なんてない。 「じゃ、動かすね」  無慈悲な言葉の直後、埋め込まれたちんぽがずるりと引き抜かれていく。かと思えば、強い力でそれが一気に押し込まれる。 「ひぎっ!!おッ、あァ゛ッ!んひっ、あっ、ぁあああ……ッ!!」  ばちゅっ、ばちゅっ、と派手な音を立てて、オレのケツからちんぽが抜き差しされる。容赦なく突かれるオレの全身は、もうこのデカチンのオナホールも同然だった。ひと抜きされるたびにめりめりととケツの内側がめくれあがり、ひと突きされるたびにケツの内側がぐりぐりと拡げられる。このままハメられ続けたら、オレの身体が裏返ってしまうんじゃないか――――そんなバカな妄想が、オレの頭に過ぎった。 「お゛あァッ!!ケツ、ケツ、おかしくッ、なる゛ぅ……!!」 「……じゃあやめる?」  やめる、という言葉を聞いて、オレはぶんぶんと首を振った。 「や、やだッ……もっとケツ、突いて、くれよォ……ッ!!」  乱暴に突かれ、ごりごりとケツの奥を抉られるたびに、今まで感じたことのないような快感が湧き上がってくる。今まで自分がやってきた一人遊びなんて比較にならない。オナホ扱いでもいい。もっとちんぽで、ヨガり狂いたい。――――オレはおねだりするように、ケツに力を挿れてちんぽを締め付けた。 「んひぃッ!?あッ、お、ぉあああアァ……!あ゛ッ、んぉオ゛ッ!!」  オレの願いを悟ったかのように、ちんぽが更に激しく動き始める。斜め下から突き上げるようにじゅぼじゅぼやられて、オレの身体はゴムマリのように小刻みに跳ねる。トイレの壁はがたがた鳴りっぱなしで、このまま外れてしまうんじゃないか、と思うほどの激しさだった。  やがて、オレの股でぷるぷると震えている粗末なそれに、タマの裏側から熱いものがこみ上げてきていることに気づいた。オレは何も考えることなく、壁の向こうにむかって叫ぶ。 「あっ、ひっ、い……イくッ……!ケツハメられて、ちんぽっ、イ゛くぅ……ッ!!」 「おっ、初めてのケツイキだね。おめでとう。……記念にボクも、一緒に種付けしてあげるよ……ッ」  帰ってくる声は、珍しく余裕がなさげだった。そうか、「これ」はケツイキって言うのか――そんなことをぼんやり考えているうちに、オレは射精した。 


「んあァ゛ッ、あ゛ああぁァ――――ッ!!」  竿を大きく痙攣させ、半剥けの先っぽから、粘ついたザーメンをぶりゅぶりゅと垂れ流している。本当に、ケツだけでイってしまった。  オレがイった直後、オレの中のちんぽも痙攣した。どくどくと脈打って、内側が熱い液体で満たされていく。散々ケツをハメまくっていたちんぽにザーメンを注がれる感覚に、オレはなんとも言えない達成感のようなものを感じていた。 「ん、ひッ……!あ、はっ、あう……」  あっさりと、ケツから熱い塊が引き抜かれ、オレはその場に崩れ落ちた。全身がダルく、息を整えるのがやっとだった。  なんとか力を取り戻して、便器の上に座り込んだ頃には、壁の穴は、ただの壁の穴に戻っていた。穴の向こうを覗いても、人影らしきものは見えない。悪魔、と名乗っていた向こう側のあいつは、本当に煙のように消えてしまったらしい。  いったいなんだったのだろうか。ぼんやりと考えながら、オレは無言で下腹を撫でる。さっきぶちまけられた精子の熱が、まだじんわりと残っていた。  身体の中のその熱を感じていたら、またもケツがじくじくと疼いてくる。オレは心の中で、「悪魔」と名乗ったそいつに悪態を吐いた。――なんだよ、好き勝手にハメまくった癖にさっさと逃げやがって。あんなのでかき回されたら、もう他ので満足なんて出来るわけないじゃないか……。 「ッ……くそっ、なんだよ……」  我慢できず、ケツに指を突っ込もうと股の間に手を突っ込んだその時、コンコン、と音がした。横の壁じゃない。正面のドアから、だ。 「やぁ。なかなか良かったよ、キミのお尻」  さっきと少しも変わらない、憎たらしい声がそこにあった。思わず声が弾みそうになるのを必死に抑えて、オレは答える。 「……ンだよ、帰ったんじゃねえのか」 「いや、満足したし帰ろうと思ったんだよね。……でも、なんだか惜しくなっちゃって。キミみたいな子の極上の精気をいただける機会なんてそうそう無いからさ。……もっと味わいたくなっちゃった」  ぞくぞくと背筋が震える。そう、背筋が震えるほど嬉しかった。――高鳴る胸を抑えながら、ドアの向こうの声を待つ。 「……開けてよ」  続く言葉は、至ってシンプルだった。このままこのドアを開ければどうなるか、大体は予想がつく。きっとオレは、逃げられない空間の中で、さっきよりも激しく犯されるに違いない。あの馬鹿げたサイズの一物で。そう考えただけでオレは――――ちんぽをガチガチに固くしていた。  便器から立ち上がり、ロックを掛けているドアノブに手を掛ける。ロックを外し、自分でドアを開こうとしかけて、手を止めた。悪魔を迎え入れるのにふさわしい方法を思いついたからだった。 「……オレがいいって言うまでドア開けんなよ」  そう言って、オレはドアから離れた。そして便器の奥深くに腰掛けると、おもむろに足を持ち上げた。  個室を仕切る左右の壁にかかとを引っ掛け、両手で尻を掴んで拡げる。こうすれば、ヒクついてザーメンをこぼすケツ穴も、我慢汁で糸を引いているちんぽも丸見えだ。向こうが悪魔なら、オレは生贄だ。生贄なら生贄らしく、ブザマな姿を見せて喜ばせなければならない。この情けなく恥ずかしい格好で、悪魔をもてなしてやるのだ。 「……いいぜ」 オレの言葉を合図に、ゆっくりとドアが開かれる。ぎい、という軋む音を聞いて、ケツ穴がきゅっと窄まるのを、オレは感じた。

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すみません、挿絵をカラーにしようと思ったら全然描けなくてスランプ中なのでひとまず小説部分だけアップします……!→挿絵追加しました!時間が掛かって申し訳ないです…

挿絵を挿入するシーンはどこにしようか迷いましたが、まあフィニッシュシーンが無難かなと…個人的には最後のくぱぁ構図と迷ってました。

もっと俯瞰ぎみに描きたかったのですが、画力の都合上断念せざるを得ませんでした。おのれ…次は必ず…!




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