怪盗ユイカ参上11話⑧
ガガガ
アサミ「どうぞ?」
扉が開くと中に案内される。
広めの窓のない部屋、壁に囲まれた中央の台に置かれたガラスボックスの中に、金色で出来たプレートが置かれている。
ユイカ「ここは…。」
ユイカはさりげなく近くの壁に触れる。
ユイカ『この壁は、コンクリート…天井にも窓らしきものはない。』
『侵入するとしたら…通気口。』
天井付近に通気口がある以外コンクリートの殺風景の部屋。
アサミ「あれがおじいちゃんのお宝みたいなの。『黄金版』」
「なんか狙われてるみたいだけど…。」
アサミ「なんの価値があるのか分からないけど…。」
ユイカ「へぇー。」
コツ
アサミ「待って。」
ユイカがその『黄金版』に向かい一歩進むと、アサミが静止する。
コツコツ
アサミがユイカの先に歩を進め台座の少し前で止まった。
アサミ「ここより先は、センサーが張り巡らされてて。侵入すると警報が鳴る仕組み。」
ユイカ「そ…そうなの?ずいぶん厳重ね?」
壁には所々穴が開いている。
ユイカ『レーザーが張り巡らされているわけね...。掛かったら警報だけかしら?』
ユイカは入り口を調べる。
ユイカ『おそらく、入り口も封鎖。閉じ込める罠ってわけね。』
アサミ「面白いでしょ?こんな部屋作ってさ。」
「まぁ...これもビジネスなんでしょうね...。」
