こだわりポイント解説「クロリンデ」

今回は下のイラスト「クロリンデ」のこだわったポイントや工夫点について記事にまとめます。

▼イラストメイキング記事

【レイヤー構造PSDデータ配布「クロリンデ」イラストメイキング【制作タイムラプス公開】

原神キャラクター「クロリンデ」のイラストメイキング記事です。 ▼配布PSDデータ 配布PSDデータの使い方を下の記事にまとめています。 よければ一緒にご覧ください ■色ラフ 手袋をギュッと装着する様子を正面構図で制作する方針にしました。 ■ラフ~清書 ▼簡易形状 顔とあばら骨と腕の骨を描いてポーズの基準にします。 ...

〇顔周りについて

▼顔バランス

クロリンデはおねぇさんな雰囲気のあるキャラクターなので、顔パーツの大きさや配置バランスは20代くらいの女性に見えるようにしました。

眼の大きさは少し小さめにして、輪郭はほっそりしたラインになるようにしています。目の大きさや配置は片目が隠れ気味になっているので少し調整がやりづらかったです。

手前のオブジェクトに隠れている要素の位置調整など行いたい場合は、調整要素は隠れている部分も描き切るようにすると調整がやりやすいです。(今回の場合は右目は隠れているものの、髪の毛に隠れている部分も描いています。)


▼前髪と瞳について

オリジナルデザインでは帽子と前髪で右目がほとんど見えなくなっていますが、イラストでは帽子と前髪の配置を調整して右目がチラ見えするようにしました。

眼が隠れることでミステリアスな雰囲気が出てお気に入りポイント高いです。



▼まつ毛に関する工夫

まつ毛のハイライトを鋭い三角のような形状にすることでまつ毛の毛先質感を表現しています。伏し目がちな時は鋭角を下向きに配置して、ぱっちり目な時は上向きに配置しています。

また、まつげの上端を三角に削ることで毛先の質感を表現しています。こちらは伏し目の時しかあまり使いませんが、目にアクセントがついて気に入っている表現方法です。


〇胸もと

▼胸のライティング

今回はお胸が大きめのキャラクターなので、胸を描くときに意識していることをおさらいしておきます。

乳房は球に近い形状をしているので、球状のライティングを意識すると立体感を得られやすいです。上面に光源を当てて、下面になる箇所に反射光を配置します。

反射光はキャラクターの衣装が紫が多いので、紫っぽい色を使いました。


▼閉じ切れていない胸元

キャラクター情報公開時より話題になっていた「閉まりきっていない胸ボタン」です。

小さな要素ですが、強烈なアクセントになっていて私もお気に入りなポイントです。

「サイズが合っているシャツを着たらいいのでは…」と最初は考えました。普通に考えたら確かにその通りなのですが、クロリンデさんが初めてシャツを着た時はピッタリなサイズを選んだはずなのです。そこから「この衣装を着て業務をこなす過程で胸のサイズに変化があったから隙間が生じている。」という考えに至った時、クロリンデさんに無限の可能性(局所的)を感じました。


▼情報量のボリュームについて

今回のイラストは情報量の偏りが著しかったのでまとめておきます。

クロリンデさんのキャラクターデザイン上、胸元や肩周りに装飾が多く情報量が多くなっています。

そのため、顔周りの装飾の質感を重点的に描き込むことで効率的にイラストのクオリティーアップを図りました。

胸から下の部分の情報量が2番目に多く、キャラクターの背後に配置されるオブジェクトの情報量が一番低くなっている関係になっています。

このように、情報量が集まっている箇所を「見どころポイント」として定めてその部分に労力を大きく使うと結果的に省エネルギーでイラストの見栄えを増すことができます。

逆に言うと、情報量が少ない箇所は今回のイラストのように白く飛ばし気味にして背景になじませたり、ぼかし加工を施すなどすることで目立ちづらくして描き込み量を減らすことができます。情報量を減らす箇所を設けると、相対的に見どころポイントが映えるようになるので有用なテクニックです。

〇手について

▼手の仕草、シルエット

手の仕草を考えるときに気を付けていることをまとめます。

指を開くときは、なるべくそれぞれの指の開く角度を変えるようにしています。

今回の場合は人差し指から小指にかけてだんだんと指を曲げていくことでシルエットにアクセント加えています

曲げた指と指同士や手のひらで空間をつくることもできるので、手のポーズを付けるときは意識してみるといいかもしれません。


▼手、指を描くときのコツ

複雑な手のポージングを採用すると、指の形状が捉えづらくなります。

私もよくそのような状況に陥りますが、そんな時は指の側面に上図のような線を引いて立体を捉えやすくしています。手袋の側面にある「縫い目」のようなイメージです。

人体のアタリを描くときだけ側面に線を引いて目印にして、清書時に消すような使い方が良いでしょう。

■まとめ

今回はキャラクターの各要素に焦点を当てて記事にしてみました。

情報量の偏りを使った時短テクニックは落書きをするときや、制作速度を重視したいときなどにお役立ちです。ぜひ試してみてください。


この記事は以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました!


■あとがき

この記事を読んでわからなかったことや、普段絵を描いていて疑問に思っていることなどあればコメント欄に書き込んでもらえると嬉しいです。














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