エスキース(構図案)について
今回はイラスト制作の始めの工程であるエスキース(構図案)制作工程についてまとめました。
▼例1:「ナヒーダ」イラスト制作時のエスキース

▼「ナヒーダ」完成イメージ

普段イラストの制作を行う際、構図案を3~6つほど制作してその中から気に入った構図を選んでいます。
〇テンプレートデータ配布
エスキースを制作しやすいようによく使うサイズの枠をテンプレートにして使用しています。
今回はそのテンプレートデータを配布します。
このデータを素材やテンプレートに登録すると作業の効率化が出来ます。
▼枠のサイズ(よく使う縦横比について)

枠のサイズはTwitterのサムネサイズを考慮して横:3×縦:4に設定しています。
※横長イラストやより縦長のイラストを制作したいときはテンプレートデータを変形させて使用してください。
〇エスキースの描き方とコツ
▼例2:「胡桃」イラスト制作時エスキース

▼エスキースの描き方①

まずは人体のシルエットを「塗り」ます。
ここでは線で人を型取るより灰色などで塗ることで面として捉えるようにしています。
人体の細かな形状は無視してざっくり塗りましょう。
▼エスキースの描き方②

前工程で作ったシルエットに線を入れて人体の部位がわかるようにします。
ここでも細かなことは気にせず雑に線を入れましょう。
▼エスキースの描き方③

髪の毛や衣装によってシルエットに大きく影響を及ぼしそうなパーツは描き足しておきましょう。
ここまで「ざっくり」や「雑」という言葉を使うのには理由があります。
それは「エスキース制作の敷居をなるべく下げるため」です。
イラストを作り始めるときはとても意志力を使うので、最初の工程であるエスキース制作の敷居が高いとなかなか制作しようという気になりづらいです。
そのためエスキース制作工程では、出来るだけ小さな労力で作るようにして
「ちょっとエスキースだけでも作ってみるか」といった具合に気軽に手が出せるようにしましょう。
〇作ったエスキースは残しておこう
制作したエスキースは時間を置いて見返すと、古いエスキースを基に新しい構図が出来たりすることがよくあるので、出来るだけ保存しておきましょう。
〇エスキースに色を付ける場合
▼色付きエスキース例1

▼色付きエスキース例2

▼色付きエスキース例3

エスキースには色を付けることがあります。
エスキース考案時点で背景を盛り込む予定があるときに色を入れることが多いです。
キャラクターの色合いと背景色の相性を見るために大まかに色をいれています。
制作途中で背景との相性が悪くて方向性を変える事態を防ぐ効果が期待できます。
途中で完成図がわからなくなると制作がとても苦しく感じるので背景やキャラクター以外のオブジェクトを多く含むイラストを制作する際はぜひ色付きのエスキースを作ることをおススメします。
■あとがき
今回はエスキースについて制作方法や制作時のコツなどをまとめてみました。
気軽にたくさんエスキースを制作しておくと「次はあのエスキースを基にイラストを作ってみようかな」という楽しみが出来たりするので、ぜひエスキース制作を工程に取り入れてみることをおススメします。
この記事がみなさんの楽しいイラスト制作活動の一助になってくれると嬉しいです。
次回は、構図案に使うアイディアの集め方や整理の仕方などについて触れていこうと思います。
この記事は以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました!
