アタリ線の作り方についてまとめてみた。
線を引く前に書いている目安となる線【アタリ線】について解説します。
①制作順序
1)シルエット(もしくは大ラフ)

アタリ線の方向性を決めるためにおおざっぱに人体のシルエットを描きます。
全体的な形が掴めればOKなので手のひらや顔などの細かいパーツは省略します。
描き足した線は無くてもいいです。
(シルエット制作はほとんど時間が必要ないのでポーズ案や構図案の考案に使いやすいのでおススメです。)
2)アタリ線を引く

シルエットの不透明度を下げて、シルエットの方向性に沿わせながら人体形状を描きます。
アタリ線の使い方は下の記事前半にまとめていますのでぜひご覧ください。
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②人体の立体感を把握するための「断面曲線」
下イメージ中の「断面曲線」について解説します。

この「断面曲線」は人体断面の楕円曲線を表しています。
胴体や四肢は円柱形状をしています。ただの円柱形状であれば断面をみてどの方向を向いているのかを容易に把握できます。
↓円柱形状の状態把握の仕方

人体の場合は断面が見えるはずもないので把握がしづらいです。
そのため「人体の各部位がどの方向を向いているか」を把握しやすくするために疑似的な断面の曲線をアタリ線に描き入れるようにしています。
また、下図のように衣装アタリ線を描き入れる際は人体部位の方向に沿いながら線を入れる必要があるため断面曲線があると便利です。
(袖口の形状や、ソックス履き口の形状は特に断面曲線の恩恵が大きいです。)

③面を捉えやすくするための「補助線」
人体アタリに描き入れている補助線について解説します。

この補助線は胴体や太もも、ふくらはぎなど楕円断面部位に描きこむことが多いです。
二の腕のように円柱に近い形状であれば補助線を描きこむ必要はあまりないのですが、太ももや胴体は正面と側面で断面曲線の描き方が変わります。

楕円形状部位の側面や正面の目印に引いているのが「補助線」です。
今回取り上げた補助線例では
「胴体の側面を表す補助線を描き入れて断面曲線はきつめに描き入れる」
「太ももの側面を表す補助線を描き入れて断面曲線はゆるめに描き入れる」
などのように補助線を活用しています。

■まとめ
今回は人体アタリ線について解説を記事にまとめてみました。
人体を描画する際に「なんだかうまく立体感だ出せない」や「人体の把握が上手くできない」など感じている方の足掛かりにこの記事を使ってもらえると嬉しいです。
この記事は以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました!
