小説 【入れ替わり・恋人同士】 ⑬

-目次- ・37.二回戦目 ・38.体の交換の提案 ・39.ローション亀頭手コキ 37.二回戦目 お互いの気持ちよさを話しているうちに、二人の興奮はさらに高まっていた。そのまま二回戦目突入するのは必然な流れであった。 陽真(精神は澪)は陰茎を澪(精神は陽真)に挿入して、再びピストン運動を始めていた。 澪(精神は陽真)はわざとらしい女の子口調で、煽るように囁いた。 「んっ、あっ……すごいの、これ……♡」 澪の体でベッドに横たわる陽真が、まるで本物の女の子のような甘い声を漏らしていた。 普段は男らしくて、ちょっと不器用な彼―― その彼が、いま、まるで痴女みたいな口調で、腰をくねらせている。 「ほらぁ……もっとして? 澪のカラダ……疼きが止まらないの……♡」 その様子を、男の体の中から見下ろしているのは――陽真の姿をした澪だった。 彼女は目をまんまるにして、声も出せずに固まっていた。 (うぅ……わたしの体で、なんでそんな喋り方するのよ…私が本当に男になったみたいじゃない……) 恥ずかしさが、首筋からじわじわとせり上がる。 しかも―― その“女の子になりきっている陽真”の表情が、どこまでも気持ちよさそうで、 言葉はふざけてるのに、反応はまったく嘘じゃないことが分かってしまう。 「んんっ、ダメっ……また……きちゃう……ああ……♡」 シーツを握る指先が、わずかに痙攣する。 胸が上下し、太ももが震え、眉をひそめながら、 澪(精神は陽真)は快感の波に呑まれていった。 気づけば陽真(精神は澪)の体――いや、男の体の陰茎が、熱を持ってうずいていた。 澪(精神は陽真)の喘ぎ声、頬の赤み、微かに涙を浮かべるその目―― どれもが視覚・聴覚・触覚に訴えかけてくる。 「……だめ、ほんとに……私まで、」 そうつぶやいたとき、陽真(精神は澪)はふと、自分の腰が勝手に動いていることに気づいた。 まるで、体が反射で動いているような、そんな衝動。 男の身体に宿る、どうしようもない生理的な欲求。 「やっ……やば、これ、ほんとに……あっ、あ……!」 男の体で、彼女もまた限界を迎えていた。 胸の奥がしぼむように熱くなり、視界が少し白んで、 意識の先が一瞬、ぷつりと切れる。 「――ん、いやっ……!」 びゅるるっ!! その瞬間、陽真(精神は澪)は男の体で二回目の射精をした。 体の芯から突き上げるような衝撃とともに、彼女は完全に“男の絶頂”を迎えた。 シーツに手をついて息を荒げながら、陽真(精神は澪)は横に倒れ込んだ。 向かいには、まだとろんとした表情の――澪(精神は陽真)が、 汗に濡れた前髪を払って、にやにやしていた。 「うふっ♡……澪、すっごい顔してたよ? 男のイッてる顔って、あんななんだ……♡」 「……うるさい……っ! 見ないでよ……!」 陽真(精神は澪)は枕で顔を隠した。 だけど、その頬には確かな火照りと―― ほんの少しの、屈辱感が滲んでいた。 ふたりはお互いの体で、互いを知った。 身体の違いだけじゃない。 自分の中にあった欲望や、快感を与えることの怖さと喜びも。 それは、単なる“興味”では片づけられない、とても深い繋がりだった。 澪(精神は陽真)は、うっとりとした表情で自分の細い女性の指を見つめていた。 「はあぁ……♡ やっぱり……女の子の体って最高かも……♡」 「……なにその感想」 陽真(精神は澪)が、枕に頬を押しつけたままぼそっと返す。 髪がぼさぼさで、まだ額にうっすら汗が残っていた。 「いや、真剣にさ。あの……その……感じ方が、全然違うのよ♡ なんていうか、じわーってきて、包まれて、心までとろけるみたいな♡…… 男のときは一瞬で終わっちゃうのに、女の体は余韻がヤバすぎて……♡」 「……バカじゃないの」 38.体の交換の提案 澪(精神は陽真)は陽真(精神は澪)の反応を気にも留めず、さらに体をぴとっと陽真(精神は澪)の肩にくっつけた。 「ねえ♡……俺、この体気に入っちゃったからさ♡……このまま一生、入れ替わったままでもよくない?♡ 俺は澪として生きて、澪はこのまま陽真として……生きてかない?♡」 声色は、どこまでも甘く、挑発するような、からかっているよう雰囲気だった。 けれど――目は、ほんの少しだけ本気だった。 陽真(精神は澪)はその言葉を聞いて、がばっと起き上がった。 「はあ!? なに言ってんの、あんた!?絶対ダメ!!」 「でも……アタシ、女の子の体、めっちゃ合ってる気がするんだよね♡ 見た目もカワイイし、声も高いし……お風呂とか化粧とか、めっちゃ楽しかったし……それに何より……おまんこ弄るの気持ちよかったし♡」 「だからって一生このままって、バカじゃないの!? 私、この体でコンビニ行くだけでもめちゃくちゃ落ち着かなかったのに!」 「えー……でも澪、さっき、イッたとき、けっこうすごかったじゃん♡澪男の体の方が合ってる気がするわよ……♡」 「うるさい!! それとこれとは別!」 陽真(精神は澪)はシーツを引き寄せ、澪(精神は陽真)から距離を取った。 「確かに……その、快感としては、すごかったよ。 でもね、それは“経験”としての話でしょ。 この体でこれから何十年も生きてくなんて、絶対ムリ。 体格も違うし、トイレ行くたび落ち着かないし、声も低いし…… もう、心がついてかないの!」 「……まぁ、連絡が来ない限りは、嫌でも当分このままだけどね♡」 「うぅ…絶対に機械の修理が済んだら、ちゃんと元に戻るからね!!」 「……はいはい♡……」 ふたりはそのまま話し合いながら、ベッドに転がった。 どちらも、“一時の快楽”だけで体を選べるほど、単純じゃないことを知っていた。 陽真(精神は澪)は口を開いた。 「……ねえ、ちょっと言いづらいんだけどさ…」 陽真(精神は澪)が、自分の乳首をそっと触りながら、視線を落とした。 シーツにくるまったまま、その様子を見ていた澪(精神は陽真)が、首をかしげる。 「ん? どうしたの?」 「……この体、男なのに……乳首、ちょっと触っただけでビクッてなるの。私、そういうの全然平気だったのに……これって普通なの?」 澪(精神は陽真)は数秒きょとんとして―― それから、唇の端をゆっくりと持ち上げた。 「ふふっ。じゃあ、もうちょっとだけ……お姉さんが舐めてあげよっか♡」 「えっ?」 澪(精神は陽真)は、シーツを払って陽真(精神は澪)ほうへ近づいてくる。 その表情は明らかにいたずらっぽくて、声のトーンまで甘く、女の子っぽさを意識したような口調だった。 「ほら、さっきは澪の体で俺が気持ちよくなったから……今度は澪が俺の体で、いっぱい感じちゃう番だよ?♡」 「ま、待って……な、なにするの……?」 「うん♡ ほら、ちょっとだけ、アタシにお願いしてごらん?乳首舐めてくださいって♡」 「そ、そんな事!?うぅ…でも気持ちよくなってみたい……い、言わなきゃだめ?」 「だーめ♡ 言葉でお願いしないと、聞こえないわよ?」 澪(精神は陽真)の顔がすぐそこに迫る。 自分の体で、そんな挑発的な笑みを浮かべられるのは――正直、屈辱感があった。 けれど同時に、心のどこかがくすぐったくて、期待している自分もいる。 陽真(精神は澪)は目を伏せて、小さくつぶやいた。 「……お願い、します。……ちょっとだけ……舐めて…」 澪(精神は陽真)はいたずらに目を細めて、柔らかく笑った。 「よく言えました♡ じゃ、失礼しま〜す♡」 そして―― 澪(精神は陽真)は陽真(精神は澪)の胸元に唇を近づけた。 舌が肌に触れた瞬間、陽真(精神は澪)の背筋がわずかに跳ねる。 「ひっ……あっ……ま、待って……ほんとに感じる……っ!」 男の体のはずなのに、そこには確かに快感の火花が散るような感覚があった。 ゆっくり、優しく、時にくすぐるように舌が這っていく。 感覚は鋭く、胸元から下腹部まで、じわじわと熱が降りてくる。 「ん〜、やっぱり俺の体って、ちょっと敏感なのかも♡ ……すっごく反応いいし♡澪本当に男の方が似合ってるよ…?♡」 「……うぅ…やめてよ、そんな事言うの……っ、あ……だ、だめかも……」 自分の声が掠れて、息が甘く漏れるたびに、恥ずかしさが増していく。 でも――止めたくなかった。 それは快感のせいだけじゃない。 相手が自分の体で、誰よりも丁寧に、自分を気持ちよくしようとしてくれている。 そんな不思議で、愛おしい空気が、ふたりの間に静かに流れていた。 ふたりは名前を呼び合うこともなく、ただ相手の“感覚”に身を委ねていた。 「イクッ♡」ビュルルッ!!♡ 陽真(精神は澪)は男の体で数度目の射精をした。大量の射精が澪(精神は陽真)の柔肌にかかった…。 その後シーツの上。 ベッド脇の灯りの中で、ふたりはしばらく静かに、寄り添っていた。 39.ローション亀頭手コキ 息切れして疲れ果てている陽真(精神は澪)を横目に澪(精神陽真)は、ベッドサイドにある小さなボトルに目をとめる。 半透明の液体――ローション。 陽真が使っていた、自分のかつての私物だった。 澪(精神は陽真)はそっとそれを手に取ると、少しだけ指先に垂らした。 とろりとした冷たい感触が、澪(精神は陽真)の体の掌にぬるりと広がる。 体の奥から何かが騒ぎ出すような、少しだけ背徳的な気分。 「……陽真どうしたの…?」 陽真(精神は澪)が、不思議そうに問いかける。 その声に微笑んで、澪(精神は陽真)はいたずらっぽくささやいた。 「うふっ♡もっとその体の虜にして、あ・げ・る♡」 その声は甘く、どこか誘惑じみていて、 いつの間にか澪(精神は陽真)の口調は、まるで本物の女の子のようにやわらかくなっていた。 「女の子にこんなに気持ちよくしてもらえる事、そうそうないわよ♡?」 陽真(精神は澪)は自分の体でそんなふうに囁かれることも、 その表情が“本当に楽しそう”に見えてしまうことも、 すべてが屈辱的で、くすぐったかった。 澪(精神は陽真)の手が、陽真(精神は澪)の陰茎の先っぽ…亀頭にふれる。 ひやりとしたローションの感触が肌に伝わり、 そして――指が、ねっとりと動き始めた。 陽真(精神は澪)は抗うように身をこわばらせたが、 それは次の瞬間にはもう、押し寄せてくる快感の波に溶かされていた。 「あ……ちょ、待って……ほんとに、それは……っ♡」 男の体の反応は正直すぎて、どうしようもなかった。 触れられるたびに、何かが高まり、震え、こみ上げてくる。 それは、最初のときよりもずっと速く、強く―― 「ふふ……気持ちいいんでしょ? ほら、もっと素直になっていいのよ……♡」 澪(精神は陽真)の指はやさしく、でも的確に。 そのたびに陽真(精神は澪)の息が荒くなり、腰がわずかに跳ねる。 「……だ、だめ……っ、も……もう……っ!♡」 その言葉が出たときにはもう、陽真(精神は澪)の体は限界に達していた。 押し寄せる快感は、一度目よりも激しく、 まるで自分という輪郭がぼやけるほどに、全身を包み込んでいった。 大量の精子を止める術はなかった…。 (あ……また……出て、る……♡) 自分の中から何かが流れ出す感覚。 そしてそのすべてを彼氏が受け止めてくれているという事実が、 何よりも心を甘く痺れさせた。 呼吸が整わず、目の焦点がまだ戻らないなか―― 澪(精神は陽真)が、にやっと笑いかけてくる。 「ねぇ……どうだった?♡ アタシの手……気持ちよかったでしょ〜ん?♡」 その問いかけは、明らかにわかっていて聞いている。 でも、あまりにも満足げな笑顔に、何も言い返せなかった。 「……っ、もう……バカ……」 陽真(精神は澪)は顔を隠して、枕にうずくまった。 でも、心の奥底では――たしかに「気持ちよかった」と、認めていた。 澪(精神は陽真)は、シーツの中で満足げに微笑んでいた。 さっきまで自分が与える側だったというのに、もう次の欲求が芽生えている。 「ねぇ……澪……♡」 その呼びかけに、陽真(精神は澪)は、ぼんやりした表情で振り返った。 すでに何度も達しているというのに、その顔にはわずかな火照りと甘えが残っていた。 「な、なによ?……」 「次はね……アタシの乳首も……舐めてほしいの♡」 「えっ……あ、あんた……っ、ちょっと何言ってるの!?……」 「だって、澪も俺の体でいっぱい射精してるのずるいし…♡だから、今度はアタシの番よ♡」 澪の姿をした彼は、上体を起こして、両手で胸をそっと押さえるようにした。 そのしぐさが、妙に女の子っぽく見えて、陽真(精神は澪)はまともに目が合わせられない。 「そ、それ……ほんとに、言ってるの?」 「うん♡ ……っていうか、してくれなきゃやだ〜♡」 おどけるように言いながら、澪(精神は陽真)は自分の胸元を自らわずかに開いた。 指の間から綺麗なピンク色の乳首が見えた。 その仕草に、陽真(精神は澪)はつい視線を奪われる。 小さくて白い胸、その先端にあるかわいい乳首。 そこに触れれば、自分ではない誰かが、びくっと反応する。 それはかつての“自分の身体”なのに、今は彼の手の中にある。 (……でも、お礼だし…しょうがないか…) 「……分かったよ。じゃあ……ちょっとだけよ…?」 「やったあ〜♡」 覚悟を決めたように、陽真(精神は澪)は澪(精神は陽真)の胸元へ顔を近づけた。 距離が縮まるたびに、自分の鼓動が高まっていく。 見慣れたはずのその体が、いまはまるで別の誰かのように見えるから。 そして、そっと舌で触れる。 「いゃっん……♡」 澪(精神は陽真)の声が、ほんの小さく、震えた。 まるで初めて触れられた女の子のように、敏感な反応。 陽真(精神は澪)は舌先で、ゆっくりと柔らかくなぞっていく。 「ん……っ、そこ、もっと……舐めて♡」 ねだられるたびに、舌の動きが変わる。 陽真(精神は澪)はただのお礼のつもりだったのに、 気づけば、その反応がいちいち胸に響いて、やめられなくなっていた。 澪(精神は陽真)の体が小さく震えて、指がシーツをつかむ。 「っ、なんか……おかしくなっちゃいそう……♡」 「……知らないよ。そっちが言い出したんでしょ…」 少し意地悪に適当に言いながらも、陽真(精神は澪)の口元には唾液が滴っていた。 澪(精神は陽真)は、唇から思わず小さな声を漏らしてしまった。 その声は元の男らしいそれとはまるで違い、どこか甘く、少しだけ恥ずかしげだった。 「んっ……ああっ、そんな……やっ♡……」 澪(精神は陽真)は女の体でまた絶頂してしまった…。 シーツの中で震える体を見て、陽真(精神は澪)は一瞬顔を赤らめた。 でも、その戸惑いはすぐに消え、優しく、そして静かに彼女の体を包み込むように舌を動かし続ける。 「私の声で変な奇声あげないでよ…なんか私が変態みたいでしょ…」 やがて、ふたりの間に流れる時間はゆるやかに満ちていった。 身体が繋がることで生まれた“何か”は、言葉ではなく感覚として、深く心に染み渡る。 「……はぁ、はぁ……♡」 澪(精神は陽真)がそっと息を整える。 陽真(精神は澪)もまた、ゆっくりと視線を合わせて、小さく微笑んだ。 だが、予想もしなかった小さな“事件”が起こった。 澪の体が反応しすぎて、ほんの少しだけ、普段とは違う感覚が広がる。 「あっ……ごめん、ちょっと……♡」 慌てた表情を浮かべ、澪(精神は陽真)は照れくさそうにシーツを押さえる。 澪の体の中で感じる戸惑いと羞恥。 澪(精神は陽真)は澪のら体でお漏らしをしてしまった…。 「なっ!?お漏らししたの?……うぅ…なんか私がお漏らししちゃったみたいじゃない…」 「澪の体気持ち良過ぎて…♡」 その後二人でお漏らしの処理をした。 その後簡単にシャワーで汗を流して、寝室に戻りベッドに並んで入ると、今度はお互いの手の位置に妙に気を遣いながら、ぎこちなく体を横にした。 「……ねえ、陽真」 「なに?」 「私の身体、あんまり変なふうに扱わないでね」 「はいはい、わかってるって♡」 少し笑って、少し照れて。ふたりの間にあった距離が、すこしだけ縮まった夜だった。 -続く-



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