【怪文書】サイバー修道女のカルマ

■■■聖典アプリをダウンロードして贖罪ランキングに参加しよう!■■■ ■■■聖典アプリをダウンロードして贖罪ランキングに参加しよう!■■■ ネオンカラーに煌めく電光掲示板に流れる文字と共に繰り返し流れる音声が 何とも奇妙な感覚を引き起こす。 ■■■聖典アプリをダウンロードして贖罪ランキングに参加しよう!■■■ ■■■聖典アプリをダウンロードして贖罪ランキングに参加しよう!■■■ 若干ノイズ混じりのその音声に誘われて人気のない路地に入り込む。 そこは例の音声よろしく怪しい雰囲気の漂う領域だ。 「電脳原罪教会」 名前からして良くない感じがする。 なぜここまで来てしまったかは謎だ。(音声に妙な因子が埋め込まれていたのか?) 茫然としていると、一人の修道女のような人が出て来た。 「ようこそ、迷える子羊さん。奥へどうぞ。」 どこかで聞いたようなセリフを言いながら俺の手を引いて奥へ進む女。 やけに胸がでかいし、腰周りの肉付きが良い。 おまけに服のスリットが深すぎて大事な所が見えそうだ。 ・・・ここはもしやボッタクリバーや違法風俗店ではあるまいな? 簡素な椅子等の置かれた無機質な個室に通され二人きりになった。 *「一体何をしようっていうんだ?」 俺は問いかける。 「入信希望の方ではないのですか?」 マジに宗教のようだ、ボッタクリの方がましだったかもしれない。 「入信方法は簡単!聖典アプリをダウンロードして贖罪ランキングに参加してください!」 外で聞いた音声とおなじ事を言い出した。 *「贖罪?俺は罪を犯してないぞ。」 *「無宗教なんで原罪とやらも関係ない」 俺をじっと見る女。 「ご安心下さい、罪をお持ちでないなら犯せばいいのです。」 ??? 何を言ってるんだコイツ 「この世に生(性)を受けた者の業を私に対して吐き出せば 神の使途を汚した罪によりランキングに参加する権利を得ることが出来ます。」 とんだマッチポンプだ、神が聞いてあきれる。 「私にも心得がありますので大丈夫、気持ちいいですよ。」 気持ちいい・・・? 「今なら特別コースでご奉仕も可能です!」 変な想像をしてしまった、まさかそんな事はあるまい。 彼女は祈るように跪き、口を開く。 心なしか頬が紅潮しているようにも見える。 「さぁ、あなたの業を私に・・・」 どうする・・・・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ■Notice  貴方の電脳に聖典アプリがインストールされました。




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