わるいカウガール。(桃色スケッチ)

平素は格別のご厚誼を賜り厚くお礼申し上げます。



年始早々からの仕事を終え、帰宅すると・・・

そこにはカウガールがいた。

一体どうやって運び込んだのやら、少女はお馬さんマシンにまたがり、一方的に要求を押し付けてきた。

「ヘイ、お年玉をよこしな!」

・・・たしかに今はお正月。

そして今年は午年か、それでカウガール・・・。


少女がくいくいと指さす先には、お札投入口があった。

なるほど把握した。

おもむろに懐から栄一10人の束を取り出すと即座に突っ込む。

「なっ、いきなり10人っ!?」


――ドクン。


突如お馬さんの目が血走り、暴れ馬と化す・・・!!

ドドドドドドドドッ!!!

「ちょっ、バカ! 暴れんな!!」

すさまじい勢いで上下前後左右に揺れまくるお馬さんマシン。

こういう運動器具があったっけ、ロデオマシンだったか?

確かにいい運動になりそうだ、。

ズドドドドド!!! ドコドコドコドコドコドコ!!!!!

お馬さんは揺れが激しくなりすぎてもはや振動している。

「・・・・・・っ!! 動く、な・・・ばかぁっ・・・・・・!!」

ようやくお馬さんマシンが鎮まった。

少女もぐったりしている。

かなりハードな運動だったようで、相当カロリーを消費したに違いない。

「・・・こんの、駄馬がッ!!!」

少女がお馬さんの頭を殴ると、お馬さんは少女を乗せたままドアを蹴り開けて去っていった。


やたらとたくさんいる甥姪たちに渡すはずだったお年玉だったが・・・一片の悔いもない。

少女が汗を流して運動する姿を海馬に焼き付け保護ロックし、またお金を下ろしに出かけるのだった。


それではまたお会いできる日までごきげんよう。







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