せびりちゃん、エステに行く。

平素は格別のご厚誼を賜り厚くお礼申し上げます。



かわいいは正義、おのれの容姿は武器。

せびりちゃんは、自分磨きに余念がない。

ある日、情報筋からとあるエステの存在を教えてもらう。





そこには2人のメイドがいて、極上のエステを施してくれるらしい。

お客が少女でも、大人と同じような本格的な施術を行ってくれるとか。

お店にたどり着くと、ものすごい美人のメイドのお姉さん2人が、優しく瀟洒に迎えてくれた。



さっそく施術用の服を渡され着替える。





「生地の薄さが気になりますか? そのほうがオイルがよく浸透して効果的なんですよ」

「みなさん着てますから安心して下さいね」

先回りするように説明するメイドさんたち。

施術台に寝かされ、本格エステが始まった。





まずは全身をほぐすようなマッサージ。

さまざまなポーズを取らされ、メイドさんたちの繊細な手が全身をほぐしていく。

少し緊張していた気持ちまでリラックスさせてくれる。



「それではオイルを塗っていきますね」





人肌に温められた良い香りのオイルが全身に刷り込まれていく。

血行が良くなったのか、全身が火照っていくのを感じる。

にゅちにゅちと響くオイルの音に、なぜか顔まで熱くなってくる。





全身をくまなくまさぐるメイドさんたちの細くしなやかな指。

「もっとオイルを塗り込むために少し服をずらしますね」

なすすべもなく、2人の手で服がきわどいラインまでずらされる。

オイルの香りにあてられたのか、なんだか頭がぼーっとする。

どこか遠くから聞こえてくるメイドさんの声。

・・・まだお若くてもバストアップは大切ですからね・・・

・・・この足の付け根にリンパが集まって・・・

・・・我慢せずに声を出しても・・・

・・・サラミお嬢様とはまた違った魅力が・・・

・・・こらっ、そこはまだ早・・・



気がつくと、いつの間にか全身を拭いてもらい、下着から上着まで服を着せられていた。

まだぼんやりした頭のまま、お礼を言い料金を払おうとすると・・・

なぜか5万円渡された。


「こちらこそ存分に楽しませていただきましたから・・・」


なんだかよく分からないが、美人は得するものなのだ。

軽くなった全身、輝くような澄んだ肌。

大人の階段をひとつ上ったような気持ちで、再訪を誓い家路についたのだった。



それではまたお会いできる日までごきげんよう。








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