同人制作日誌03
今回の記事は一枚のイラストができるまでの作業工程・前半になります。
今回のイラストはCG集本編のストーリーのエロい部分には関係はありませんが、
キャラデザをするにあたって、ただキャラデザをするのもつまらないなあ…と思い、
エロいことになる前の日常シーンをキャラデザを兼ねて描いたものです。
■イラストのストーリー
今回のイラストでは…
映画鑑賞が趣味で、映画が好きすぎて最近では映画製作にも興味を持った女の子。
ちょっとしたドラマっぽい動画を撮りはじめたりしている。
同じ映画趣味な彼氏(付き合って2,3ヶ月くらい)とお花見散歩中。
彼氏に向ける幸せな女の子の笑顔。
というストーリー設定です。
(まあ後日に彼氏とは別の男たちに拘束されてあれこれされるわけですが)
趣味としてイラストを描く場合にはこういった女の子の絵を描きたい!
と具体的に描きたいものがある状態で描き始めることが多いのですが…
今回は『CG集のキャラデザを兼ねた日常イラスト』ということだけしか決まっていなかったので、イラストのストーリーを決めるのに時間がかかりました。
このイラストを取り掛かる前は
・キャラ設定(映画好きで動画をとり始めるようになった)
・土手とか自然多めなとこで動画とってる感じ
・他のキャラとかぶらない季節、色味、構図
・最低でも太ももまでは見える構図
だけは決まっていました。
このイラストの子は他のキャライラストに比べ、最後のほうまでイラストのストーリーが決まりませんでしたが、彼氏とデート設定と別キャラとかぶらない季節、色味で、春・淡い暖色系ということが決まると、あとは構図ラフまでは時間がかかりませんでした。
■構図ラフ(大ラフ)
使用ソフト クリスタのEX
キャンバスサイズ 600×800
使用レイヤー ラスター
使用ブラシ 丸ペン サイズ5くらい
他キャラのイラストの構図とかぶらないように、他キャラと並行して構図ラフを制作しました。
他キャラとかぶらないという制約があったので、必然的に構図が絞り込まれていきました。
構図ラフを制作する際のキャンバスサイズは600×800(px)の小さなサイズで制作します。
理由は以前も書いたかもしれませんが、小さいとデッサンがとりやすいのと単純にデータが軽いからです。
(塗り時には2400×3200(px)に余白含めたサイズで制作します)
キャラクターをざっくりと配置していきます。
自分がわかる程度に振り向きポーズのラフを描き、キャラ部分を白で塗りつぶします。
次に背景を決めていきます。
今回はキャラデザメインなので、背景はなるべく時間をかけずに写真を加工してイラスト風にできそうなものにしようと決め、昨年と一昨年に撮っていた桜写真の中からイメージに合うものをピックアップ。
構図ラフ用キャンバスに写真を縮小・回転などをして背景を仮配置します。
そして、キャラクター手前に桜があるとわかるようにペンでざっくりと描きました。
とても適当です(;@ω@)

写真を回転しているため一部キャンバス内で写真がない部分がありますが、そのあたりは自力で描いたり地面をコピーするので問題ないです。
こういったことにならないためにも、本来なら構図が決まったら背景用に写真を撮るのが一番いいのですが、あいにく今年は外出が難しく撮りためていたものを使用しました。
これで構図ラフの完成です。
■ラフ
キャンバスサイズ 600×800
使用レイヤー ラスター
使用ブラシ 丸ペン サイズ4くらい
構図ラフを元にラフを描いていきます。
今回のイラストは服を着ている女の子ですが、裸の状態で描いたほうがデッサンの狂いが少なくなるので、裸の状態(素体)を描いていきます。

髪の毛、顔の輪郭、身体、表情それぞれ別レイヤーで描き、一つのフォルダーにまとめています。

レイヤーわけはこんな感じ。
描き終わったら、フォルダーごとレイヤープロパティのレイヤーカラーで薄い水色にします。
ちなみにフォルダーの合成モードは通常です。(そうでないとレイヤーカラーが反映されません)

このフォルダーの上に新規レイヤーを作り服を描いていきます。

服と素体フォルダーの間にレイヤーを作ります。
服で見えなくなる裸の部分を白で塗りつぶしていきます。

とくに違和感がなければOK。
背景とあわせてみます。

大丈夫そうだったらラフは完成。
■下描き
キャンバスサイズ 700×900
使用レイヤー ラスター
使用ブラシ 丸ペン サイズ4くらい
下描きに入る前にキャンバスに余白を作ります。
キャララフの上に新規レイヤーを作り、白で塗りつぶします。
次に、編集→キャンバスサイズの変更で
基準点は真ん中のまま、キャンバスサイズを縦横100pxずつ増やしOKします。

キャンバスが拡大できたら、先ほど作った白く塗りつぶしたレイヤーの塗られていない部分(拡大して増えた部分)を黒で塗りつぶします。

白い部分を切り抜きたいので、編集→輝度を透明度に変換し白を透明にします。

枠が黒いままだと下描きが描きにくいので透明度を下げます。

服レイヤーと服と身体の間の白く塗ったレイヤーもフォルダーに入れて、フォルダーごとレイヤープロパティのレイヤーカラーで薄い水色にします。
ようやく下描きを描いていきます。

できました。
下描きレイヤーはこんな感じで分けてフォルダーにまとめています。

身体は服で隠れる部分も描いてますが、そういった部分はマスクで消しています。
例えばスカートに隠れるお尻から太ももの部分とか。
ちなみにレイヤー構成はこんな感じです。

■色ラフ
下描きができましたら、一度色を塗ってみてイラストのイメージをつかみます。

塗りました。
レイヤー構成はこんな感じです。

かなりレイヤーがぐちゃぐちゃで適当です。
そんなこんなで色ラフは完成です。
■線画
キャンバスサイズ 2800×3600
使用レイヤー ベクター(線画)
使用ブラシ 主線も水彩も厚塗りも一本でやる怠けものブラシ サイズ3~5くらい
(※ブラシはクリスタ素材からDLしました。)
線画作業に入る前に準備をします。
下描きレイヤーもラフ同様、フォルダーごとレイヤーカラーで水色にします。
次にキャンバスを編集→画面解像度を変更で4倍に拡大します。キャンバスサイズは2800×3600になります。
下描きフォルダーの上にキャラ線画のフォルダーを作り、パーツごとレイヤーを分けて線画を描きます。
いつも基本はラスターレイヤーで描いていますが、今回はベクターレイヤーの練習も兼ねて線画をすべてベクターで描いてみます。

全体線画

原寸サイズ一部
キャラが手にもっているスマホはフリーの3Dオブジェクトを読み込んで、レイヤープロパティのライン抽出からレイヤーのLT変換の実行でベクター線画を作成し、そこから線を編集しました。
まつげはラスターレイヤー作業時であれば黒く塗りますが、ベクターだと塗るのは不向きなので塗っていません。
線画を描く際に気をつけていることは、服しわや縫い目、奥にある髪の毛などは細く、手前側や輪郭線になる部分は太くしています。
今回はベクターレイヤーの線画ということもあり、線幅修正でがっつり修正しました。
キャラ線画フォルダーのレイヤー構成はこんな感じです。

後半に続きます(@ω@)ノ
後半は塗りと背景のイラスト風加工について書いていきます。
