エロいイトコとヤりました

※

 ぺらり。オレは手元のマンガのページをめくる。しばらくおいて、まためくった。ぺらり。

 めくっているだけで読んではいない。オレの意識は、畳一枚分くらい離れてオレを見つめている「こいつ」の方へ向かっていた。

 

 「こいつ」はオレのイトコにあたる。夏休みの間、親が忙しいとかなんとかでオレの家に預かることになったのだ。最初の印象は、「なんかよわそうなヤツ」って感じ。自分から友達になりにいくようなタイプじゃなかった。でも母ちゃんから「仲良くしなさいよ」と釘を刺されていたし、なんかちっちゃい犬みたいに寂しそうにしているのを見たら放っておけなくて、ヒマを見つけては構ってやっていた。そしたら、割とイイヤツだって気がついた。ゲームの趣味は合うし、オレの無茶ぶりにも結構ノリノリでついてくるし、オレの宿題を手伝ってくれる。それでいて素直にオレのことを頼ってきて、まるで弟が出来たようで楽しいな、なんて思ってた。――そして、オレがエロい自撮りを撮ってるところを覗かれたのが、ちょうど昨日のこの時間くらいだ。

 鏡越しにドアの隙間から目がこっちを覗いてるのに気づいた時にはさすがにドキっとしたけど、気づかないフリをして自撮りを続けた。背中に視線を感じながらエロい格好をするのはかなり興奮したらしく、「こいつ」が部屋に戻ったのを確認した後オナニーしたら、普段よりめちゃくちゃ気持ちよかった。

 正直、見られてもいいかなとは思ってた。友達に見られるのはハズいけど、夏休みの間だけいるイトコにならいいかなって。ぶっちゃけて言えば、「誰かに見てもらいたい」っていう気持ちもあったと思う。我ながらヘンタイだなぁと思うけど、エロい自撮りにたくさんの「いいね」がつくのを見てしまったらしょうがないだろ、とも思う。ヘンタイ上等だ。

 「こいつ」の反応は面白くて、今日の朝飯のときからわかりやすくキョドっていた。そのまま放置して反応を見るのも面白そうだったけれど、チラチラとこっちを盗み見る「こいつ」の視線にガマン出来なくなって、人が来ない砂浜に無理やり連れ出し、”ヤって”しまった。――といっても、チンコを擦りあっただけだけど。昼間から素っ裸になり、ガマン汁でぬるぬるのチンコを擦り合って、昨日よりも更に勢いよくイってしまった。裏アカで聞いていた色々な経験談や、今まで見たどんなエロ動画よりもエロくて、興奮したオレは「もっと凄いことをしてやる」なんて口走っていた。そんな経験もないのに。いつ「凄いこと」をしてやろうかなぁ――なんて考えながら家に帰って、今に至る。

 帰ってきたからこっち、「こいつ」はオレに対する視線を隠そうともしない。晩飯を食ってるときもずっとオレを見ていて、父ちゃんと母ちゃんに怪しまれるんじゃないかとヒヤヒヤするほどだ。

一緒に風呂に入ったときも、「こいつ」の視線はオレのチンコに釘付けだった。面白くて無駄に湯船に浸かったり上がったりを繰り返してしまった。でも、そんだけ熱心にオレのチンコを睨み付けてくるのに、自分からは何も言い出さない。恥ずかしいのかエンリョしてるのか、ただ物欲しそうにオレを見つめるだけ。本音を言うとオレもすぐにでもヤりたかったけど、「こいつ」の子犬のような視線がなんとなくかわいくて、ズルズルと焦らしていたら夜になってしまっていた。

 「こいつ」が来てからは一応着ていたパジャマを、今日は着ていない。いつもどおりの、タンクトップとパンツの下着姿だ。母ちゃんには小言を言われたけど、もう気を使う必要なんてない。もっと恥ずかしいところを「こいつ」には見られているんだから。

 ぺらり。これでもう何度目か、読んでいないマンガのページがめくられると、唐突に名前を呼ばれた。

「ね、ねえ……あの……さっき言ってたやつ……」

 おどおどしながら言う「こいつ」が少しおかしかった。俺はマンガを閉じて向きなおり、さっきっていつのこと?と聞いてみた。

「え、う……そ、その……!」

 顔を真っ赤にして、今にも泣き出しそうなその姿に、オレは我慢できず吹き出してしまった。コレくらいで勘弁してやるか――そう思い、オレはスマホをスタンドに立て、動画モードをオンにして、「こいつ」ににじり寄った。裏アカの新しいネタを作りたい、と言って。

「あっ、え、ちょ……!」

 身体を寄せると、ケツに硬い感触が当たる。ひょっとしてずっとボッキしっぱなしだったのだろうか。だとしたら可愛そうなことをしたかもしれない。「ご褒美」をあげないとな――な んて思いながら、オレはズボンを脱ぐように言った。


「あ、当たってる……!」

 耳元で「こいつ」は言うけれど、「当ててる」の方が正しいと思う。確かにケツを押し付けているのはオレだけど、オレのケツにチンコを擦り付けてるのは、他でもない「コイツ」だ。後ろから抱きしめる腕には力がこもり、ちょっとやそっと力を込めただけでは逃げられそうもない。意外と力あるんだよな、コイツ。

 ぐりぐりと押し当てられる熱くて硬い感触に、オレも腹の奥の方がムズムズとしてくる。指やオモチャを使って自分でイジったことはあるけれど、本物の――エッチをするのは初めてだ。いままでギリギリのところで踏みとどまっていた一線を越える気がして、いつになく心がザワザワした。それと、ちょっと不安になった。

 ほんとにいいのか?と聞いてみる。オレがいなければ、「こいつ」は真面目な都会のおぼっちゃんのままで帰れたはずで。それがこんなことになって、多分初めてのエッチをオレで済ますことになって……後悔はしないだろうか、と思わなくもなかった。だから聞いてみた、のだけれど。

「うんっ……ボク、キミがいい……キミと、シたい……!」

 絞り出すように言われて、不覚にもトキメいてしまった。オレ、エロいことが好きなだけでホモじゃないと思っていたんだけど、これってやっぱりホモってことになるんだろうか。でも、今にも泣きそうな「こいつ」の顔を見ていると、まぁそれでいいかな……なんて思ったりもした。観念したオレは、パンツを脱いだ。


 ケツ穴にチンコが出し入れされて、ぬぽぬぽと音を立てているのを見て、不思議に思っていられるのは最初だけだった。エロいことに関してはオレの方が上だ、という自覚があったから、余裕たっぷりで「こいつ」を受け入れてやるつもりだったのに、身体の内側を突かれるたびに気持ちよさと切なさが湧き上がってきて、自分の中の余裕が消えていくのがわかった。

「あっ……き、きもちいいっ……!」

 耳元で小さくつぶやきながら、「こいつ」はどんどん腰の動きを激しくしてくる。ちょっと加減しろ、と言いたくて、でもプライド的に言いたくなくて、そんなことを考えるうちに、ナカをガンガン突くチンコにイイところをぐりっとやられて、女みたいな声を出してしまう。親にバレないことを祈るばかりだ。

「ね、ねえ……キミも、きもちいい……?」

 容赦なくオレを突き上げながら、「こいつ」はそんなことを聞く。なんてことを聞きやがるんだ、と怒りたくもなるけれど、実際こうして激しくケツをこじ開けられるのは、今までしてきたどんなオナニーよりも気持ちよかった。取り繕うヒマもなく、すげーきもちいい、と答ええる。自然と溢れてきた涙が、ぽろりと目からこぼれ落ちた。


「あっ、も……イく……ッ!」

 小さく呻ったかと思うと、ケツのナカにじわりと熱いものが注がれるのがわかった。中出しされちゃったよ、オレ。

 そんなオレはと言えば、中出しされる少し前にイかされていたのだった。びゅるびゅると飛び出た精液が身体に掛かって、青臭い匂いが鼻につく。普通にイった時は、それと同時に興奮が収まるわけだけど、ケツを掘られてイくとそれがなかなか収まらないのだと初めて知った。 

 じんわりと熱くなったお腹の奥がきゅんきゅんして、頭がふわふわとしたまま定まらない。力だけが抜けて、二人で布団に倒れ込んだ。

 ちゅぽ、と音をたててチンコが引き抜かれる。熱いのが身体の中から逃げていき、なんだか無性に寂しい気がした。オレはくるりと身体を回し、さっきまでオレを抱きしめていた身体を抱きしめる。

「だいじょうぶ……?どこか痛い?」

 いきなり抱きしめられた「こいつ」は不安そうだった。大丈夫だ、と答えて、薄い胸板に顔を埋める。なんだか無性にそうしたい気分だった。

「どうしよう……凄いこと、しちゃったね」

 そう、多分これは凄いことだ。自分でそう言ったはずなのに、こんなに凄いとは思ってなかった。ついさっきまでのオレたちと、今ここからのオレたちは、似ているようで全く違うモノになる。――なんの疑いもなくそう思えるくらいに。

 この先どうなるかわからないけれど、一つだけ確かなことは、夏休みが終わったら、「こいつ」は都会へ帰ってしまう、ということだ。だったら、今をもっと楽しまなきゃ。――そう思ったオレは、顔を上げた。オレの顔を見るなり、「こいつ」は今まで見たことないような顔で笑った。

 「……もう一回、する?」

※

みたいなね?

この後どうなるんでしょうねこの二人。このままピュアラブ貫いてもいいかなーって思うんですけど好奇心の赴くままけしからんおじさんたちと……みたいな展開もいいかなーって思ったりもします。どっちがいいですかね?






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