長いやつを…描いた!!描けた!!!
こんにちは、福田ナオです。
今月の考えたこと共有の記事をやっていきます。
長くなっちゃったので、
太字になってるところだけサッと読むだけでも雰囲気が伝わるようにしてみました。目を通すだけでもぜひ!!
(この記事はご主人様プラン以上のご支援者様限定公開です!いつもご支援誠にありがとうございます。)
はい、今月の私のメイントピックはこちら…なか憲人さんのご自宅にお邪魔した話です。
けんさん(けんさんって呼ばせてもらう許可をいただきました)ご本人についての裏話をここでするのはズルなのでしませんが、
この漫画の制作にあたって私の方でいろいろあったのでそれを書きます。
といってもなんかヘンな事件があったんじゃなくて、
①逃げ期
②退路を断つ期
③おわんね~期
があった感じでした。
①逃げ期
そもそも実はけんさんのお家に行ったのは7月半ばなんですよ。
漫画をアップしたのが9月22日。
お前2か月なにしてたの?って話なんですよね。
これは本当にシンプルで描くのが怖くて逃げていました。
私、ここ一年以上複数ページ漫画描くの怖いんですよね。
複数ページ描くのは大変だし、それでウケなかったときのダメージがでかくて…。
ここの記事でも何度も「複数ページ漫画描く!!」って言ってるのに全然やれてなくて、本当に情けない限りでした。
たぶん、去年ツイ4さんでやらせていただいたカラオケ100点レポ漫画が全然数字を取れなかったのが精神的なトドメになっちゃった気がしています。
それをいまだに引きずり、けんさんの自宅レポ漫画を描きだすのがおっくうになっていたのでした。
けんさん自身も「なんか突飛なことが起きたわけでもないのでムリして漫画にしなくていいですよ」と仰ってたし…などと思いつつ、うやむやに。
また、他の案件もあるなかで投稿頻度を守るためには、カロリーの高い複数ページ漫画ではなく1ページ漫画をひたすらやっていくしかないジレンマにも陥っていました。
1ページ漫画を惰性で続けざるを得ない状況だった、と言ってもいいかもしれません。
②退路を断つ期
とはいえこの1ページをひたすら続けるだけのやり方に停滞感を感じていたのも事実です。
大きな理由としては、このやり方だけで獲得できるフォロワーのパイが頭打ちになってきた感じがありました。おんなじことをもう3年やっていますからね…。Twitter自体ピークアウトしていますし。
なので、やっぱり複数ページ漫画を描かなきゃダメだ!その第一弾としてけんさんご自宅訪問漫画を描かなきゃ!!と決意します。
このタイミングがたしか9月のアタマ。
でもこの時点で1カ月半以上逃げ続けてきたものに、
普段の1ページ漫画の活動をしながら向き合うことができるのか…?と思ったときに、
正直それは無理だなと思いました。
あと、オモコロのラジオかなにかで聴いた言葉で印象に残ったのがありました。
要約すると「なにか一皮剥ける人は、必ずその前に傍から見ると『お前何やっちゃってんの?』と思われる時期がある。その時期は本当にツラいだろうけど、それが無いと変わっていけない」みたいなことを言ってたんですね。
…という色々があり、「ここがいっちょ変わり時か…」と思った結果、
このけんさんの漫画を一本投稿するまでは一切1ページ漫画を描かないことにしました。
自分の中だけでそう思っても決意が揺らぐ気がしたので、ツイートして宣言しました。
私自身、こんなツイートを仮にほかのTwitter系作家がしてるのを見かけたとしたら「今のままやっていけばいいのになに言っちゃってんの?」と思ってしまうかもしれません。
③おわんね~期
というわけでけんさん漫画を描ききるまで一切ネット活動できませんという背水の陣を敷いたわけですが、最初の一週間はほとんどなにもできませんでした。
もうね、やっぱり複数ページ漫画描くのが怖かったんですよ。
こんなん描いてウケんのかよ…とか思っちゃって。
喫茶店に行ってネーム描こうとするけど、結局手が動かなくてなんもできなくて…結局Twitterとか見ちゃって…
2時間たったくらいで「ここにいてもなんも変わらんから家でやろう」なんて言って帰宅するも、当然家でもYouTubeショートをひたすら見るだけで何もできない…みたいな。
一週間弱を無にした後、「いや!!このままじゃダメ!!!ウケるウケないじゃなくて、この複数ページ漫画をなんでもいいから完成させなきゃ!!!」と気持ちを新たにしました。
とはいえ怖いもんは怖いので、作業環境にメスを入れて「逃げ」をやりづらい環境を作りました。
といっても大それたことではなく、「ネームをiPadじゃなくて紙でやれるようにして、スマホとかを持たずに喫茶店にこもる」。これだけやりました。
↑実際のネーム
これが結構よくて、スマホみたいな逃げ道を完全にふさいで白紙だけジーっと見つめてると、なんか意外とスッ…と手が動き始める瞬間がありました。
何十分かは「やりたくね~~~~」「ダリ~~~~」って思うんですけど、なんかこう、徐々にスッ…と動き始めて、雪だるまがデカくなってくみたいに進んでいくタイミングがある。
「この方法けっこういいな」と思う瞬間でした。
あと、複数ページのレポ漫画のやり方ぜんぜんわからんので、資料用に舐めた犬さんや山本科学さんの漫画をこれまた印刷してアナログで手元に置きました。資料もアナログ化しないとネットサーフィンに逃げちゃいそうだったので印刷した次第。
↑舐めた犬さん、いまTwitterのエッセイ系だと一番勢いあると思う
…と言う感じで作業の手が動き出したものの、
それでも慣れない複数ページネームに私の脳はプスプスと音を立て、あっという間にオーバーヒートしてしまい、1日に2~4ページくらいしか進みませんでした。
おわんね~。
そんなこんなで、
「複数ページ漫画投稿するまで1ページ漫画も描きません」宣言のツイートをしてから10日が経過した9月15日にようやくネームが完成します。
時間かかりすぎワロタ。
ちなみに呪術廻戦の芥見先生は19ページのネームを1日で描くらしいです。
そのあとは作画…
本来はこっちのほうがネームよりも時間がかかるとされる工程です。
いつものナオ絵クオリティを目指すと永遠に終わらないことは分かってたので、
わりといろんなやり方を変えました。
まずけんさんの家を3Dモデルで再現して(半日かかった)
それを漫画のコマ割り内に割り当てていきました(これにもさらに半日かかった)
↑こんな感じ。これをiPadで動かすとすぐにクリスタが落ちるので、
パソコンのほうのクリスタで作った。どうぶつの森みたいでまぁまぁたのしかった。
そして作中のキャラクター描写のほとんどをデフォルメ頭身キャラにしました。
けんさんのアバターがもともとデフォルメ頭身なので違和感も少なく、「いきなり手を抜いたなコイツ」という見え方になりづらくて助かりました。
↑デフォルト頭身
さらに「下書き⇒ペン入れ」の工程がダルかったので、下書きの線をいつもよりきれいに描いて、もうそれをそのまま使うことにしました。
下書きの線を手直しする工程も発生するので結局時短になったかは微妙なんですが、下書き⇒ペン入れの工程を踏んだ特有の「同じ絵を二回描かされているストレス」がなくなったのは大きかったです。
以前も試したことがあるけど結局やめちゃった工程なんですが、なんか今回のほうがうまくいった部分です。
■アップしてどうだったか
正直アップする前は、これはあまり伸びないだろうなという気がしていました(これは秘密ですよ!!!でもけんさんもそう思ってた気がする)。
リアルな話120RT1200いいねくらいかな、と覚悟していました。
これはけんさんが悪いわけではなく、作品が面白くないわけでもなく、
インターネットの風潮の問題としてそうだろうなと捉えていました。
とんでもなくエキサイティングなことが起きているわけでもないですし、
起きた事実をありのまま描いただけなので。
ところがそこはやはり「なか憲人先生」パワー。
蓋をあけてみるとなんかめっちゃウケました。
私がけんさんに対して「いいな~」と思ったところ(『ていねいな人のロールプレイ』とか、『人生まだまだ楽しいことがたくさんありますね』とか。)がちゃんと読者さんにも刺さってくれたようでした。
もちろん、再三言っている通りXのアルゴリズム的に長い漫画が有利だというのもメッッッチャ効いてるとは思います。
とはいえ最近はその風潮もやや落ち着いているので、やはりなか憲人先生パワーでしょう。
そしてバズっただけでなくフォロワーさんもめっちゃ増えました。
「複数ページ漫画をやらないと新しいフォロワー層にリーチできない」という考えが当たったのか、びっくりするくらいの増え方でした。
漫画の内容的には他人紹介漫画なのに増えるんだ。という驚きもあった。
いや~、マジでよかった~~~。
ほんとうによかった~~~~~。
ウケない覚悟をしていたとはいえ、
二週間以上かけて鳴かず飛ばずはヘコんだだろうから~~~~。
本当になか憲人先生サマサマですね。
レポ漫画でウケなかったときは自分の手腕のせい、
ウケたときは題材のおかげ。
そう思うようにしています。
そう思うようにしてはいますが、
ウソ、
本当は私もめっちゃ頑張ったから誉めてほしい~~~~~
私がそういう描き方をしたからそういう風にウケたんだぞ~~~ってイキりたい。
でもその自尊心をひけらかした人からインターネットでは死んでいきます。
なのでファンボだけでこっそり吐露するのでした…。
■今後
というわけでけんさん自宅訪問漫画は無事成功。
今月中は再び1ページ漫画の量産に注力しています。
ていうか普通に別のお仕事も並行して動いているのでそれしかできない…。
でも今回の経験のお陰で、
「複数ページ漫画のネーム描くのっておもしれッ」という気持ちを思い出すことができました。これは漫画が結果的にバズらなくても心に残った気持ちだと思います。
1ページ漫画よりも大きくて細かい感情を扱えるのはやりがいがあることです。
10月にもまた何らかの複数ページ漫画をやれるように動いていきます。
楽しみにお待ちいただけたら幸いです。
というわけで終わりです。長文になっちゃった…!
ここまで読んでくださった方、そしてそうでない方も、誠にありがとうございます!!!
ではまた!!
(こちらの記事はご主人様プラン以上のご支援者様限定公開です。いつもご支援誠にありがとうございます!!!)
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