キタカミの里への旅(岩手県 遠野・北上ほか)

目次

・はじめに

・岩手ぐるっと自転車旅

・キタカミの里とオニ

・遠野という場所

・ポケふた

・はじめに

以下は9月に岩手旅行をした旅のブログです。ずっと思うように書けず今回無理やり期限を切って投稿したぶっちゃけ微妙な記事です。

ここ数年仕事では、出来る限り簡潔で要点が伝わる短い文章(資料とかで)ばっかり目指して書いていました。私は旅好きで旅ブログを読むのも好きなのですが、旅ブログは仕事の資料とは真逆で、簡潔じゃないほうが面白いと思っています。旅を簡潔に表現したら旅じゃなくなってしまうような気もしますし。

そんなわけで思うように書けてはいませんが、最初から上手くいくことなんてないのでこれからも旅の記録をつけていければと思います。今にとなっては日記でいいので旅行中になるべくリアルタイムで記録しておくべきだったなと感じています。(途中まではですます調で書いていたのですが、途中から変わっちゃってます。次はこんな言い訳はじめに書かずに済むようにしないと。)


・岩手ぐるっと自転車旅

9月に遅めの夏休みをとって岩手へ行ってきました。

以前支援者アンケートでおすすめの旅先をお聞きしたのですが、その中で一番行きたくなった遠野へ行くためです。

(Blog)第4回アンケートのまとめなど Summary of the 4th Survey and More

An English version follows the Japanese version. 支援者の皆さま いつも温かいご支援ありがとうございます! 今回は先日行った第4回制作に関するアンケートの結果を共有させてください。 ご回答いただいた皆さま、ありがとうございました! ・おすすめの旅先 主に今後の投稿頻度やコンテンツ内容、活動場所の検討材料...


AI引きこもり生活でなまった体をたたき起こす意味も兼ねて自転車旅行を選択。日本の田舎は赤字の鉄道がたくさん走ってるので電車に乗せやすい折り畳み自転車でのんびり旅するのおすすめ。都会でも小回りの効く良い移動手段です。今後田舎の鉄道はどんどん減っていくんでしょうか。

遠野だけでのんびりしてもよかったのですが、運動不足解消の意味もあったので遠野は2泊3日にとどめてぐるっと岩手を回ることにしました。盛岡をスタート地点に、おおまかに下の画像みたいな街を回るルート。約380kmを自転車漕いだり電車乗ったりして回りました。岩手、でっかい。

・キタカミの里とオニ

タイトルにもあるように実は今回旅したエリアはポケモンの新作DLCの舞台のモチーフとなった地域だった。

あろうことか、あまり新作の情報を追えていなかった私はそれに全く気がつかないまま盛岡を出発し、北上市という文字を道路案内標識で見て気がつく。

発売前の当時の私の新作に対する理解は「田舎 夏祭り 鬼の伝承」みたいなイメージでした。ゲームの元ネタにあたる伝承があるなら知っておきたいと思った私が慌てて自転車を漕ぐのをやめ、じりじりと太陽に照らされながらGoogleMapに「北上 鬼」と打ち込むと少し先に「鬼の館」が。

そして「つるぎのまい」の略称でおなじみの「剣舞」の文字が。


急にポケモンの聖地に来た感を覚え始め少しテンションが上がり鬼の館へ向かう。

行ってみるとお客さん誰もいない。ポケモンのポの字もない。普通の田舎の博物館。

人間の理解を超えた部分=鬼としたときに、鬼とどう付き合っていくべきなのかを歴史を踏まえて考えさせるようないい展示だった。

どことなくポケモンでも見たような気がしないでもないお面。

・遠野という場所

遠野に着いたのは午後だった。曇っており夏だがすでに薄暗くなっていた。

盆地だからか空気感が他とは違った。山でもない平野でもない、少し湿度を帯びた空気。

遠野物語が有名なように様々な民話や伝承が伝わるっている理由の一つにも盆地があるらしい。山で発生した物語が盆地に集まってきたみたい。

遠野という地名は「トーヌップ」というアイヌ語由来だと宿のご主人が教えてくれた。「トー」が湖や沼、「ヌップ」が丘の意味らしい。アイヌ語地名といえば北海道のイメージだったけど、よく考えたら「蝦夷」ってもともと東北にもいたんだったと納得。

(あとで調べたら遠野アイヌ語由来説は柳田国男の説で、最近ではアイヌ語学者による単純に遠い野という意味の倭語説もあるらしい)

遠野、情緒がある田舎だった。

2泊したけどいろいろ回るにはもっと日数欲しかった。山とかもあるしいくらでもやることあるタイプの場所。のんびりするのに心地いい、時間がゆっくり流れる場所。

スポットでいえば「とおの物語の館」と「遠野ふるさと村」がおすすめ。「とおの物語の館」で語り部の方が方言交じりの昔話をしてくれる20分ほどの毎日やってるイベントがすごくよかった。雰囲気を味わうならマスト。

「遠野ふるさと村」は基本的には曲り家があるだけの場所。あまりなにもなくてのんびりしていてよかった。

「おしら様」という美しい馬と農家の娘の悲恋の絵本を前日の夜に宿で読んでいたので、ふるさと村で見た馬が沁みた。

・ポケふた


遠野で翌日以降の行先の地図を見ているときにふいに「イシツブテ公園」という文字が目に入った。調べると、岩手とイシツブテがコラボしていること、イシツブテ公園にはポケふたがあること、イシツブテ公園以外にも岩手にはたくさんポケふたがあることなどを思い出したり知ったりする。

遠野で目的をある程度果たしてしまっていたので、遠野移行の旅をポケふた巡りの旅にすることに急遽決定。

https://local.pokemon.jp/manhole/iwate.html

ぶっちゃけただのマンホールなのですが時間と体力にも限りがあるので、どこを諦めるか、どこの区間電車に乗るかとか考えるのが楽しい。

旅先で暇になったらポケふたのこと思い出してみるのおすすめです。



















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