さかまた生誕祭お祝い広告PNG配布+制作の裏話
こちら、さかまた生誕祭お祝い広告として掲載されている画像のロゴなし版です。
サイズが大きいので画像として貼り付けられませんでしたw
もとは長辺3万ピクセル越えで、さすがに開けるデバイスも限られるかなと思って1万5千ピクセルまで落としたのですが、それでも無理でしたねw
普通にダウンロードしたら、見れると思います。
僕は印刷物になる前提でのイラスト制作はやったことがなかったので、色々と勉強になったなと思うのですが、今日はその話を少し書いていこうかなと思います。
まず、印刷物になった時の色とパソコンとかで見る色が全然変わるってことなんですけど、これはデバイスによって色が変わるからみたいな話ではなくてそもそも印刷で再現できない色があるんですよね。カラープロファイルっていうものがあるんですけど、それがそもそも印刷物とスマホみたいなデバイスで表示する画像とは違うんです。
それで、印刷物の方はCMYKというカラープロファイルを使って、デジタルデバイスで見るものはRGBで製作するのが一般的です。まあ、そのことは知ってはいたんですけど、実はCMYKにもたくさん種類があって、同じような色なのかなと思ったら結構違うんですw。まず上質紙用のカラープロファイルか否かでもかなり変わりますし、日本のカラープロファイルなのかヨーロッパ系のカラープロファイルなのかみたいに結構違いもあって。
それで、今回のイラストは韓国で展示されるってことだったので、日本のカラープロファイルかヨーロッパ系かってのが分からなくて悩んだのですが、大体は日本のカラープロファイルを使っているみたいなのでそれで制作しました。
クリスタの機能に個別のカラープロファイルを適用したシミュレーションを見ながら描ける機能があるので、それを使ってって感じです。
RGBで制作して最後にCMYKに変換するっていう手もあるんですけど、くすみとかが出ちゃうことも多いので今回は違うやり方でやってみました。
とはいえ、どうしてもCMYKで出せない色は合って、マゼンタ系の色がとにかく苦手ですね。あとはエメラルドっぽい色もですね。蛍光色系が基本ダメなので、ちょっと工夫が必要でした。例えばですけど、そういう苦手な色相の色だと、もうちょっと彩度上げたいなって思って塗ると明度も一緒に下がってしまって、明度が高くて彩度も高い、いわゆる綺麗な色が作れないんです。
とはいえ、やっぱり花なので、日の当たってるところはきれいな発色にしたいじゃないですか。まあ、そんなこんなで大変だったなって花はダークピンクのガーベラとサクラソウです。
ルイ姉のカラーをイメージした花なので色を大きく変えることはできないというのはまず前提で、でもそのままだと光が当たってるところとそうじゃないところのコントラストが出ないから、もやっとした感じになってしまいます。
それでどうしたかというと、まず全体的に少し赤の方に色味をずらします。そして光が当たってるところだけさらに黄色寄りにずらします。これで明度差を稼いでいます。つまり、少しでも色が自由に使える色域に寄せてさらに色自体がもつ明度さを利用して、明るく見えるように工夫しました。
色自体が持つ明度というのは、美術でバルールあるいは色価と呼ばれる概念があるんですけど、例えば青や赤は暗くて黄色は明るいとかそういう話です。実際に明度は変えなくても明るさが違って見えるよって話でそれを利用しています。
それでサクラソウの方はと言うと、これは沙花叉の誕生日の花なので別の花に変えるわけにもいかず、でもこれ以上明るい色は出せないってことで光を当てないことにしました。実は、今完成品として見えてるこのサクラソウの色ですが、同じ色相でこれ以上明るい色は出せないんですw。これ以上明るくするには白っぽくしないといけないし、彩度上げようとしたら暗くなるんです。
これがカラープロファイルによる制約で、まあ、そういう苦手な色域は避ければ問題にはならないんですけど、今回に限ってはホロックスのメンバーカラーを全員分入れたかったし、花言葉も考えて描いてあるので、別の色にしちゃうと何の花か分からなくなってしまうので、工夫しながら頑張ってみました。
そんな訳で、いつもの色味と若干違うかもですが、割ときれいに描けたのではないかなと思います。
それでも、印刷所さんの機械によって同じカラープロファイルでも色が違って印刷されたりということもあるらしいので、印刷物の色味を全部意図したとおりにコントロールできるかというと、クリスタのシミュレーションを使っても無理なところはあるんですよね。
そこが、ほんとに難しいところで、多分同人誌とか作るときにも苦労するんだろうなって思いますw。
試しに今回のイラストでカラープロファイルの違いでどう色が変わるのか見てみるとこんな感じです。どちらも同じCMYKですが、上質紙か否かでこんな風に変わります。CMYK:Japan Color 2001 CortedとCMYK:Japan Color 2001 Uncortedの比較です。もちろんほとんど色味が変わらなかったりすることあるんですが、変わるものは明確に変わりますね。
スマホとかパソコンで見ることを前提にしたsRGBとCMYK:Japan Color 2001 Uncortedの比較をしてみるとこんな感じです。
上がsRGB、下がCMYK:Japan Color 2001 Uncortedです。
どうですか?結構違いますよね。何もフィルターとかかけずにカラープロファイルだけ変えた結果です。もちろん表示してるのは同じ色です。
というわけで、実は色の制約が印刷物にはあってCMYKの種類もたくさんあるよという話でした。今回は、割とイラストレーターっぽい話でしたねw。
普段はなんか変なことばっかり言ってるかもですけど、そんな話に付き合ってくれてる皆さん、いつもすみません。そしてありがとうございます。
それでは、今回も見てくださってありがとうございました!
