【スコッティ的】布を描くとき意識していること
布を描画する際に気を付けているポイントを記事にまとめます。
①明暗境界の形状
まず描き込みの際に影と光を描き入れて足掛かりにしています。
ざっくり影を落としたときに出来る明暗境界線ですが、布の場合はしわによる影響で境界線がゆがみます。
下図:Tシャツに光を当てた場合

下図:明暗境界線の歪み

この歪みで「布地」という表現を行うことが多いです。
②「放射状のしわ」と「ジグザグのしわ」
布生地が「引っ張られている状態」か「弛んでいる状態」かで出来上がるしわの形状を描き分けるよう意識しています。
下図:長袖Tシャツに光を当てた場合

下図:しわの出来る箇所と種類

①:引っ張られて出来るしわ
関節部分に良く出来ます。
②:弛むことで出来るしわ
布が畳まれることで出来るしわです。
図のように引っ張られていると放射状のしわのラインとなり、弛んでいるとジグザグなしわのラインを刻むようになります。(他にもX形状だったり◇型形状だったりします。)
大まかにこの二つの状態によって衣の表現を行うことが多いです。
〇制作例:「放射状のしわ」と「ジグザグのしわ」


①:引っ張られて出来るしわ
②:弛むことで出来るしわ
③生地のタイトさ
生地のタイトさによってしわの大きさや量を描き分けるように意識しています。
肌に布地がフィットしていればしているほど弛みによって出来るしわは少なくなります。
下図:タイトTシャツ光を当てた場合

下図:しわの出来る箇所と明暗境界線

①明暗境界線
しわによる歪みは小さくなる傾向にあります。
②しわ(引っ張られて出来るしわ)
〇制作例:タイトな生地に出来るしわ


水着は生地が肌にフィットしているうえに、関節部には生地がないことが多いのでほとんどしわを描くことがありません。(衣類の表現が苦手な場合は水着を積極的に描くこともありかもしれません。)
■まとめ
ここまで布地を描くときに意識していることを取り上げましたが、参考資料を見ながら描くことに越したことはありません。
ピンタレストで「布 描き方」などで検索するとたくさん資料が出てきます。
「動画 ダンス」で検索すると踊っている女性の動画がたくさん表示されるのですが、描きたい衣装に近い動画を再生して必要な角度でストップして資料にするととても作業が捗るのでおススメです。
実物衣類のしわは複雑だったりするので頭の中で整理する際にこの記事で取り上げた内容を思い出して役立ててもらえると幸いです。
この記事は以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました!
