ドレスエウルアさん原寸&PSDファイル / 正しいワイングラスの持ち方って?
こんにちは、torinoです。
今回は原神より、ドレス姿のエウルアさんです。

↓原寸ファイルはこちら↓
また、この絵もレイヤー構造がほぼ残っていたのでPSDデータも公開します。
PSDはレイヤーの整理やファイルサイズの調整等に時間がかかるので毎回は難しいですが、レイヤー構造が残っていて時間のある時があれば公開していきたいと思います。
↓PSDファイルはこちら↓
例によってファイル上限に引っかかるためキャンバスサイズは縮小しています。実際はこの3倍以上のサイズで描いています。
背景は奥のテーブルやウォールランプも別レイヤーで描いていましたが結合してしまいました。
それ以外の背景は1枚のレイヤーに厚塗りで、細かい装飾などは部分的に写真素材とペインティングの組み合わせで描いています。
エウルアさんも一度は元衣装で描いたので、創作衣装を着ていただきました。
貴族の出の彼女ですから、立食パーティーのようなフォーマルな場もお手の物・・・かもしれません。
このドレスは現代のパーティードレスを元にしつつ、絵として見栄えが高まるように装飾やラッフルのボリュームを盛ってデザインしてみました。
デザインの自由度が高いのもファンタジー作品の良いところですね。
背景は限られたスペースの中で少しでも奥行きを出したいと思った結果、右奥に通路を作って奥の部屋の窓が見えるようにしました。
最初は奥の背景は普通に壁だったんですが、上述のように変更するだけでもだいぶ雰囲気が変わりました。
屋内の背景を描く時は窓を入れると臨場感や奥行き感が増す気がします。
あとシャンデリアも結構大変でしたね・・・
宝石の素材ブラシを使っている部分もありますが、大部分はメイキング記事で配布している”もやもや”ブラシを使ってつぶつぶを描いています。
通常レイヤーで描いた上から重ね描きで発光レイヤーを使うのがポイントです。
◆雑記:ワイングラスの持ち方について悩んだこと
どうも、夏コミに向けて暑さに体を慣らすために少しずつ日中に散歩していたら溶けそうになったtorinoです。
さて、この雑記はイラスト解説の続きのようなものになります。
今回の絵の制作の中で最も難関だったのが、ズバリ「ワイングラスの持ち方」です。
Googleでワイングラスの持ち方を検索すると、以下のような説明がトップに出てきます。
”国際的なワイングラスの持ち方とマナー
それは、指でボウル部分を持つのが正しい持ち方とされています。 ワインを注ぐと重みがボウル部分にあるため、ステムを持つと不安定なります。 ボウル部分、もしくはボウルと脚の境目辺りを持つと一番安定します。 確かにボウルの部分を持っている方が多い気がしますね。”
私の中でのワイングラスの持ち方のイメージといえば、このように柄の部分を持つものでした。

グラスの持ち方を解説しているサイトを見ると、「日本ではグラスの細い柄の部分、ステムを持つのが正しいマナーとされていますが、国際的にはボウルの部分を持つのが一般的です」というような説明がされています。
確かに、海外の要人の集まりやパーティーの映像を見ても、大統領やセレブが普通にワイングラスのボウルを持って飲んでいます。
なぜ国際的にはボウルを持つのが一般的なのかといえば、海外ではワインをパーティーなど人が多い所で飲む機会が多くあり、人の多い所でステムを持って飲んでいるとワインをこぼしたり、ワイングラスが割れるなどのアクシデントにみまわれる危険性が高いので、安定性を重視した結果なのだそうです。
ステムを持つのは手の体温がワインに伝わりにくくワインの温度が変わらないという利点があるので、主にソムリエのテイスティングで使われる持ち方とのこと。
ふむふむ・・・
ならばとこのエウルアさんも最初は国際基準に合わせてボウルを持った姿で描いていたんですが、絵的にどうもスマートさに欠ける気がします。
それで、もう少し深く調べていくと・・・
国際的には実はボウルの部分を持つのが正しいんです!と言っている日本のWEBサイトが非常に多いけれど、これに疑問を呈するサイトも幾つか出てきました。
・ステム部分を持つのは日本のルール
・国際的なマナーではボウル部分を持つのが正しい
・その証拠に海外の著名人や首脳がワイングラスのボウル部分を持っている
⇒国際的に正式にはワイングラスはボウル部分を持つ。恥ずかしい思いをしないようにしましょう。
このような主張に対して、いやいや普通に考えてステムを持つ方が理にかなってるでしょ!という疑問から、海外のサイトや雑誌を調べられているサイトもありました。
まず世界的なワイン三大紙のワインスペクテイターでは、一貫してステム部分を持つと記載があります。
・急激な温度変化をワインに与えないため
・スワリングを行いやすくするため
・ワイングラスにべったり指紋が付くと、見た目的にもワインの色の識別にも良くない
等の理由が述べられています。
またGoogleで”how to hold wine glass”などで検索すると、以下のような画像が幾つも出てきます。

画像引用:How to hold wine glass : PROMatti Mattila
YouTubeでも・・・
また、リーデル社の講師ソムリエである庄司ソムリエが執筆されたコラムでは以下のような記述があります。
”ボクは、気軽にワインを楽しむ場面では、よほど大きなグラスでない限り、ボウル部をもって飲むことが多いのですが、シーンによってはステムをもって飲んでいます。”
つまり、正しいとされているのは国際的にもステムを持つ方だけど、大人数の場所やカジュアルな場面ではボウルを持って気軽に飲んでも問題ない、みたいなかんじでしょうか。
TPOで使い分けましょうってことですね。
グラスの形状でも変わるでしょうし。
ってことで、今回の絵では絵的にスマートに見えるステム持ちで、グラスは少し細身な形状にしてステムを持っていても不安定に見えないようにしてみました。
この件に関しては、酒類専門のかなり大手っぽい日本のWEBメディアで「ステムを持つのは間違い!ボウルを持つのが正式です」というような記載があるらしく、それを孫引きした個人ブログなどでもこの説が広がってしまったのかもしれません。
しかし上記のような事項を見ると、少なくともステムを持つのが間違いということはなさそうです。
それでは今回はこのあたりで。
お読みいただきありがとうございました!
