新衣装甘雨ちゃん高解像度ファイル / ラピスラズリについて

こんにちは、torinoです。


今回は原神より、新衣装「玄玉瑶芳」の甘雨ちゃんです。


↓高解像度ファイルはこちら↓

新衣装甘雨_torino_原寸



甘雨ちゃんの新衣装、良いですよね~。

氷アタッカーは綾華ちゃんがずっと居たので甘雨ちゃんは引いたのに育ててなかったのですが、美しすぎて新衣装購入してしまいましたよ。


うしろ髪をお団子に纏めてるのも似合ってて素敵。


腰のリボンも美しく、背面のデザインが良いので背中が見える構図にするか悩みました。


ただ、背中構図は前回の千織さんで描いたばかりだったので今回は俯瞰気味の構図で海灯祭を見下ろすイメージの絵にしてみました。



この絵のタイトルは「瑠璃の月の下で」なのですが、これは璃月(リーユェ)の文字から連想したものです。


瑠璃はラピスラズリの和名なので、ラピスラズリのスフィアを模した月の描写にしています。



甘雨ちゃんの瞳も普段とは表現を変えています。

青いラメを散らし、夜空が映り込んだような雰囲気にしてみました。



今年の海灯祭イベントではロリ甘雨ちゃんをお目にかかれたり、閑雲師匠がすっかりおばちゃんとして馴染んでいたり、甘雨ちゃんと申鶴さんが完全に姉妹だったりと色々眼福でした。

これを機に甘雨ちゃんも育ててみようと思います。






◆雑記:ラピスラズリについての蘊蓄

どうも、雨上がりに散歩していたら同じく散歩中のわんこに頭突きされたtorinoです。


今回の雑記は絵に因んで、ラピスラズリの蘊蓄などを。


私が最も好きな宝石はアメジストなのですが、僅差で2位なのがラピスラズリです。

出典:クロマニヨン


青金石(ラズライト)を主成分とし、方ソーダ石・藍方石・黝方石など複数の鉱物が含まれる石です。

深い青色から藍色を持ち、しばしば黄鉄鉱の粒を含んでいて、この黄鉄鉱が金色に輝き夜空の星のような趣です。


混ざり合う絵の具にも似た複雑な群青色がすごく芸術的です・・・

出典:風蓮の宝石箱



古代ローマの学者プリニウスはラピスラズリを「星のきらめく天空の破片」と記しました。

ラピスはラテン語で「石」、ラズリはペルシア語を起源とし、アラビア語で「天、空、青」を意味する"lazward"から取られており、「濃紺の空の色をした石」を意味しています。


他にも「天空と冥界の神オシリスの石」と言われたり、仏教の七宝のひとつとされたりとなんというか、中ニ心をくすぐるような逸話や二つ名が豊富な石だったりします。


その理由は、ラピスラズリは人類に認知され利用された鉱物として最古の部類なんですね。


神秘的世界を思わせる石であるラピスラズリは、古代から現代にいたるまで数多くの伝説を生み、世界各地で人々を魅了してきました。

装飾品にとどまらず、工芸品や宗教的な儀式を行うための道具、鮮やかな青を描くための顔料、時には薬や化粧品などにも用いられ、美しさと力を備えた石として人と長いかかわりをもってきたのです。


紀元前7千年期のインダス文明~現在のアフガニスタン間の重要な交易路であった新石器時代の遺跡からはラピスラズリのビーズが発見されています。

エジプトでは、紀元前3000年頃の墳墓からラピスラズリの装飾品や工芸品が数多く発見されています。

有名なツタンカーメン王の黄金マスクにもラピスラズリが使われ、当時のままの美しい金と青のコントラストを見ることができます。


近代以前は貴重な青色の顔料としてラピスラズリが用いられていたこともよく知られています。

画家フェルメールがラピスラズリを原料とした青色顔料を多用し傑作を残した事から「フェルメール・ブルー」とも呼ばれ、かの有名な「牛乳を注ぐ女」の鮮やかなエプロンの部分にもラピスラズリを原料とした絵の具が使われています。


さらにシルクロードの仏教遺跡であるキジル石窟からも、このラピスラズリの青色が使用された壁画が発見されていて、洋の東西問わず古代から珍重されていたことがわかります。


このようにはるばる中央アジアの採掘地から運ばれ各地で使用されてきたラピスラズリは、一説には同じ重さの金の倍の価格で取引されたこともあるとか。


ラピスラズリは見た目だけでもすごく引き込まれる石ですが、こういう背景を知っているとさらに重みが増すというか、歴史ロマンが上乗せされて魅力がアップする石ですね。


それでは今回はこのあたりで。

お読みいただきありがとうございました!










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