続・尻を振り、砕け散るプライド
滝沢海子(たきざわ みこ)は20歳の女子大生。
実家から通学しているのだが、同じ屋根の下に目の上のたんこぶがひとつ。
2つ年上の姉・海咲(みさき)だ。
幼少期から何かにつけて海子をこき使い、偉ぶり、当然のように家庭内で我儘な女王として君臨していた。
「みこ、アンタあの服貸してよ」
「買い物行くならついでに郵便局行ってきて。は?逆方向?関係ないでしょ、行ってきなさい」
こんな調子のおつかいは大人になっても相変わらず続いていた……が、気も強く口が達者な海咲に逆らうことはできずにいた。
マリモカに出会うまでは。
彼女たちは可愛くて強く、歳も近い、自分と同じ妹属性のある女子プロレスのタッグチーム。
海子はすぐに魅了され、グッズも買い揃え、試合の映像は余さず網羅するほど観た。
そんな折、BZM女子プロレスのリングで行われた姉チームvs妹チームの姉妹タッグ対決。
"妹が姉に勝つなどありえない"
"マリモカが姉たちに負ける姿は見たくない"
海咲の尻に敷かれ続けてきた海子にとってこの試合におけるマリモカたちの勝利は信じがたく、唯一目を背けたくなる試合になるはずだった。
だがマリモカは姉チームを圧倒し、心を折った。
そして、TikTokを通じて屈辱的なデカ尻ふりふりダンスを披露させ、自分たちのほうがはるかに強いという力関係を明確に示した。
モカ『はぁいファンのみんな♡モカたち負けるって思ったでしょ〜?残念、強くてかっっわいいモカたちは最強なので、デカいお尻振り回してるだけのザコザコお姉ちゃんたちになんて負けませ〜んっ♡♡』
麻里香『お姉ちゃんなんて先に生まれていばってるだけで大したことないよ?コレ見てる姉の皆さん、逆襲にお気をつけてwww』
瞬く間に再生されていく下克上動画。
そのうちそれを模倣した、暴君として圧政を敷いてきた姉をやっつける"逆襲チャレンジ"なる企画が流行り始めた。
海子「みんなすごい、お姉ちゃんと喧嘩なんて怖くてしたこともなかったけど、私も勝てるのかな……?」
半信半疑ながら海咲からのパシリを抜け出すための光明を求めて
海子はマリモカが同アカウントにアップしている「関節技レッスン」の動画を開いたーーー
【お茶会】
それから数日。
所変わって、ピンクのレイアウトがおしゃれな、洋館の一室を思わせるカフェの個室。
テーブルにスマホを立て、映し出された動画を見ながら大笑いする女の子が2人。
女子プロレスの人気タッグチーム"マリモカ"こと、羽山麻里香と川合モカ。
先日、大舞台で姉である蘭子・エミリを倒して見るも無様な珍芸を撮影し、長年の鬱憤を晴らした「妹たちのカリスマ」だ。
この日はオフ。私服に身を包んで華やかなお茶会を催した2人は、その姉たちに裸エプロン姿でメイドとしてお給仕させ………
ケーキを食べながら談笑する傍らでTikTokの逆襲チャレンジを眺めていたのだが
「みこ@マリモカ大好き」なるアカウントで公開された、とある動画がおすすめ欄に流れてスワイプの指を止めた。
モカ「わ、この子すご〜♡麻里香ちゃん見てみてよ、ほらっ」
麻里香「へぇー!!私たちくらい小柄なのに、こんな強そうなお姉ちゃんやっつけちゃったんだ♪」
蘭子・エミリ「……………」
モカ「やっぱりこの前の関節技レッスンすごい良い動画だったんだねぇ♡逆襲チャレンジも良いカンジに流行ってきてるし!ww」
麻里香「ねー♪私たちと同じ思いしてきた女の子たちも解放できてよかったー♡♡♡」
モカ「やっぱりお姉ちゃんなんて偉そうにしてるだけのよわよわさんだったね♡ね?お・ね・え・ちゃん?♡♡」
モカはそう言い放つと、足元で股を開いて寝そベらせたエミリの両足を持ち上げてその体勢を固定し、無防備になった秘部の割れ目に足裏を挟み、ぶるぶると激しく振動させた。
ぐちゅっっ♡ぐちゅぐちゅぐちゅっ♡♡♡♡♡♡♡ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
エミリ「あ"っ"♡♡♡♡あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"っっっ///////♡♡♡♡♡♡♡は、は"い"ぃ"っ"♡♡♡♡♡♡そ"の"と"お"り"で"す"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"っ"っ"っ////////////♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
麻里香「電気あんま楽しそうwwアタシもやりたーい♪あ、でも先に動画撮ってからだねぇー」
モカ「そうだったwモカたちの召使いになって一生懸命ご奉仕してるザコザコお姉ちゃんたちの晴れ姿撮ってVlogにしてあげるんだったねww」
麻里香「そうそうw要領悪すぎて何回も何回もばっちぃぃんって引っぱたかれたこの真っ赤なデカ尻も見てもらわないとっw」
蘭子「っ……………//////おっ……♡お心遣いありがとうございます麻里香様っ……♡♡♡♡♡♡♡」
モカ「1人前のメイドになるまで何百回でもお尻ペンペンしてあげないとね〜wそうだっ♪それなら反省の証にもう1回この前みたいなお尻ぷりぷりダンスさせようよっww」
麻里香・モカ「「2人とも良いよね?」」
蘭子「も、もちろんですぅっ//////♡♡♡麻里香様にあっさり降参したザコの分際で全国の妹様たちに無様ダンスお捧げさせていただけるなんて光栄ですぅぅっ////////////♡♡♡♡♡♡♡♡」
モカ「わ"…"わ"た"し"も"ぉ"ぉ"っ"//////♡♡♡♡♡"か"わ"い"い"モ"カ"さ"ま"の"た"め"な"らっ…"お"っ"♡♡♡♡"お"シ"リ"の"ア"ナ"な"ん"て"
い"く"ら"で"も"さ"ら"し"ま"す"ぅ"ぅ"ぅ"っっっ////////////♡♡♡♡♡♡♡」
モカ「あっはっはっはっはっは!!!wwwwwwはーいよちよち♡よくできましたーーwそうだよぉお姉ちゃん♡モカたちには絶対服従だもんね?」
麻里香「あとはお茶いれたりケーキ用意したりのお給仕もテキパキできたら良いね!頑張ってよ?お姉ちゃん♡」
ぴしゃっっっっっ!!!♡♡♡♡
ぷるんっっっ♡♡♡♡♡♡
蘭子「ん"ぉ"っ"!?//////♡♡♡♡は、はひっ♡♡♡尊敬する麻里香様のお手を煩わせないように精進いたしますぅぅっっっ////////♡♡♡♡♡」
麻里香「ほんと?出来の悪いメイドを指導するのも大変なんだからお願いよ?」
ぴしゃっっっっっ!!!♡♡♡♡
ぷるんっっっ♡♡♡♡♡♡
ぴしゃっっっっっ!!!♡♡♡♡
ぷるんっっっ♡♡♡♡♡♡
ぴしゃっっっっっ!!!♡♡♡♡
ぷるんっっっ♡♡♡♡♡♡
ぴしゃっっっっっ!!!♡♡♡♡
ぷるんっっっ♡♡♡♡♡♡
蘭子「あ"ひぃ"ぃ"ぃ"ぃ"っ"っ"!?///////////♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡は、はひぃぃっ♡♡♡♡必ず麻里香様とモカ様のお役に立ちますぅぅぅぅ////////////♡♡♡♡♡♡♡」
モカ「あはっww蘭子さんもうちのおバカちゃんと同じようにしっかり仕込まないとだね♡ww」
「じゃ、2人ともさっさと立って?動画撮るから」
蘭子・モカ「「はいっモカ様っ!!♡♡♡♡♡」」
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蘭子・エミリ「はじまりましたマリモカちゃんねるぅぅっ♡」
麻里香のカンペ『そこで6回お尻ふりなさい』
蘭子・エミリ「っ!!////」
ぷりんっ♡♡ぷりんっ♡♡ぷりんっ♡♡
ぷりんっ♡♡ぷりんっ♡♡ぷりんっ♡♡
蘭子「今回の動画はVlog、まずは私たちから始めさせていただきますぅっ♡♡♡」
エミリ「はいっ♡今日は、偉大で強くて可愛い私たちの妹、麻里香様とモカ様がお茶会をされているので……お給仕の様子をお見せ致しますわぁっ♡♡」
麻里香(今回の動画も伸びそ〜!あのみこちゃんって子にも、お姉ちゃんはこうやってしつけるんだってお手本見せてあげなきゃだもんね♪)
撮影後、もちろんのこと動画の編集は蘭子とエミリに任せて2人はトークに花を咲かせた。
公開された動画の伸びは上々で、海子はじめ逆襲チャレンジで主導権を握った妹たちはこぞってマリモカの真似をしたという。
全国の姉たちにとっては気が気でないことだが、蘭子・エミリの無様な敗北からはじまった下克上ブームは、いまだ収束を見せそうにない………。
【続?】
【おまけ・差分集】
【TikTokのトリミング】
