ただ絵を描くのではなく?
こんばんは、おりがみ彩です。
今回のテーマは【ただ絵を描くのではなく、表現者として求められたものを理解し表現する】です。
最近どんどん自分を客観的に捉え考えれるようになりこの感情が大きくなってきた。
今描いてる作品もとても魅力的な構図からあえてシンプルなものへ変更した経緯がある。
その理由が自己満足になっていたからだ。
絵を描き始めたのは間違いなく自己満足であり楽しいからだ。
そこからプロを目指しいろんな媒体に掲載して評価を貰える。それが自己承認欲を満たし心地良く感じていた。
更にそこから進化した感情がここなんだと思う。
誰かの為になる絵を自己満足にならない絵として表現する。
自己満足が悪い訳じゃないし、絵描きとして多分それが一番楽しいと思う。
でもわたしはプロじゃないにしてもお仕事として描かせて頂いている以上、自己満足な作品ではなくクライアントの発した言葉や綴った文面から内容を深く理解しそれを限りなく正解の形で表現したい。
言われたから言われた通りに描くは誰にでもできる仕事。
求められている予想を上回る作品として表現をするのがより良い仕事だと思う。
求められている以上を描くと言っても当然自己満足になってはいけない。
その塩梅を考えなければいけない。
例えばだけど
リンゴを描いて欲しいと言われてりんごを描くのなら普通の仕事。
だったらリンゴだけだと味気ないから平原にぽつんと1つ赤く綺麗に輝く小さなリンゴを描き、子供がそのリンゴへ向かい走る姿を表現する。そんなメルヘンな作品に仕上げたとして題材はリンゴかも知れないけどクライアントはリンゴが見たい訳で、草原は指定してないし、子供ってどこからでてきたんだってなる可能性がある。
その作品に感動する人もいるかも知れない、驚き狂喜するクライアントだっているかも知れない。
でもそれはリンゴの絵じゃないんだよ。
クライアントにリンゴと言われたならリンゴを画面の8〜9割を占める絵で大きく精密に綺麗に描き、リンゴがなっているであろう木の葉を薄く背景に描写し、このリンゴだけではなく後ろにも薄くぼかしでリンゴを表現する。
今のわたしにそんな依頼がきたらきっとそうすると思う。
クライアントが求める欲しいものを受け止め、自分ならどう解釈しそれをクライアントが求めている以上の作品として表現し提出する。
どれが正解かは依頼してくれた人にしかわからないし明確な答えなんてないのかも知れない。
でも受け取った作品に対しそうじゃないって思わせたらダメなんだ。
そう思わせない為に、言葉から何を表現するのが限りなく正解に近いのかを考える必要がある。
わたし達は【ただ絵を描くのではなく、表現者として求められたものを理解し表現する】必要がある。
それを常に考え、表現し続ければきっとみんながこう思うはずだ。
この人に任せておけば安心する。
きっと良い作品にしてくれる。
この人にまた頼みたい。
それは絵描きにとってもクライアントにとっても素敵な循環であり心の通った人間だからできるこれからの時代にあった絵描きとクライアントの在り方だとわたしは思う。
どれだけ時代が変わろうと人と人との関わりであるのならきっとこの根底は変わることが無いと思う。
その為にもいつだって考え続け自己満足にせず表現する。
より良いものになるにはどうしたら良いのかを常に考え続け真摯に向き合う。
それが表現者の一歩目となる。
おりがみ 彩?
