敗北者の末路~メルディア~
【メルディア】
「負けちゃった……早く、村を出ていかないと」
賞金と移住権がもらえるはずの闘技大会。
だがそれは、優勝すれば……の話。
元奴隷で、逃亡中の身として。
ここの移住権利が取れなかった以上、身分の保証もされない。
元飼い主に見つからないためにも、一刻も早くここを離れるべきだった。
【???】
「うふふっ、お連れ様でした」
【メルディア】
「ひっ!?」

【トルスラ】
「驚かせてごめんなさいね。
そして、とても素晴らしい戦いをしてくれたこと感謝しているのよ
皆もとても喜んで……そう、先日に奴隷を逃がしてしまった商人さんとか」
【メルディア】
「……ッ!?」
【トルスラ】
「貴方をそのまま引き渡してもいいのだけれど……
私の仕事を手伝って貰えるなら、飼い主さんと
交渉してあげてもいいわよ。どうかしら?」
【メルディア】
「…………仕事の、内容は……?」
【トルスラ】
「肉体労働……かしら。何しろ人手が全然足りないのよ」
【メルディア】
「それを手伝えば、私は自由の身になれると?
そんな都合のいい話なんて……」
【トルスラ】
「申し遅れましたわ。わたしは四大商会、バトン商会のトルスラ=バトン。
そして今回の闘技大会の主催をしておりますの」
【メルディア】
「…………
……
分かった。貴方の為に働くわ」
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1
【メルディア】
「話が違う……よくも騙してくれたわね!」

2
【メルディア】
「うぁぁ……やぁぁ。吸われてる……」

体内の液体、小水。排泄物まで、ありとあらゆるものを
長時間吸い続けられていたメルディアは既に意識はない
その横では、トルスラと奴隷商人が何かを話し合っていた。
奴隷商人はトルスラから大きな鞄を受け取ると部屋から出ていった。
【トルスラ】
「もっとふっかけられるかと思っていたのだけど、貴方、二束三文だったわよ。
良い買い物をしたわ」
【トルスラ】
「うふふ。さぁ”肉体労働”頑張ってもらいましょう。
私の息子(ゴブリン)達の子供を産んで頂戴ね。いい苗床になりそうだわ」
