光と影の形についてまとめてみた。

今回はライティングに使う光と影の考え方について解説します。

ライティングでは「光と影の形」「影の色」の二つの考え方を使用します。

今回は「光と影の形」編です。


光と影の形を決めるパターンとして簡単に2つに分けて考えます。

 ①物体自体がつくる影

 ②光を遮ることでできる影

まずはそれぞれの考え方について解説します。

パターン①物体自体がつくる光の形

物体に光を当てた時、物体の形状によって光が当たらない領域ができて影が発生するパターンです。

何も光を遮るものがない場合はこのライティングパターンが当てはまります。


パターン②光を遮ることでできる影の形

もう一つが光が遮られることでできるパターンです。このパターンの影の形は、光を遮った物体のシルエット状の影ができます。

光を遮った物体が光の投射物体より遠ければ遠いほど影のシルエットはぼやける傾向があります。

■実践例

実践例としてキャラクターを使ったライティングを挙げます。

頭上に手をかざして日差しを避けるようなポーズのキャラクターを使用します。

このキャラクターにライティングを行う場合どのような影ができるでしょうか。

下部を見る前にちょっとだけ考えてみましょう。


▼ライティング実践例

▼実践例 図解

上図のように水色ラインで示した箇所は光が遮られてできた影の形です。

この場合では「かざした手の下」と「首回り」に光遮った物体(この場合は右手と頭)のシルエット状の影ができています。

オレンジ色ラインで示した箇所が物体の形状によってできる光の形です。

実践例では胸の下や右腕の下部に光が届かず影となっています。どちらの物体も曲面形状となっているため光と影の境界線はぼやけています。

実践例


▼実践例:遮蔽物

よく使うライティング例として「キャラクターの頭上に遮蔽物がある」場合を取り上げます。


▼実践例:遮蔽物 図解

キャラクターの頭上に屋根などの遮蔽物があった場合は上図のように直線状の影をキャラクターに落とします。

屋根などの遮蔽物はキャラクターから距離が開いている場合が多いので直線状の影シルエットはぼかした方がそれっぽくなりやすいです。

これによって直接屋根を描写しなくてもその存在を説明することができます。

この効果はとても便利で、遮蔽物をイラスト内に描く余白を設ける必要がなくなるので、キャラクターを大きく描きながらシチュエーションを表現することができます。

実践例:遮蔽物


▼実践例:木漏れ日

よく使うライティング例として挙げるのが「木漏れ日」パターンです。


▼実践例:木漏れ日 図解

上図のように葉っぱシルエットの影(水色ライン)をキャラクターに落とします。

影の中に葉っぱの隙間から差し込んだ光(オレンジライン)を配置すると木漏れ日っぽくなります。

これによってキャラクターの近くに木があるシチュエーションだったり、屋外で森や林にキャラクターがいる、という状況を説明することができます。

実践例:木漏れ日


▼実践例:窓枠 

よく使うライティング例として挙げるのが「窓枠」パターンです。


▼実践例:窓枠 図解

上図のように窓枠を連想させる格子状の影をキャラクターに落とします。

これによって「キャラクターが室内にいて窓から光が差し込んでいるシチュエーション」を説明することができます。

似たようなシチュエーションとして「独房や鳥かごの中のキャラクター」という表現を行うことも可能です。

実践例:窓枠


■まとめ

今回はライティングのやり方「光と影の形」編を記事にまとめてみました。

光と影のでき方は2パターンでとてもシンプルなので覚えやすいと思います。

この基本的なライティングに反射光や色の考え方などが加わってくることで、複雑化して把握しづらくなることがあるため、まずは基礎をしっかり押さえることが、魅力的なライティングをつくる第一歩だと思っています。

次回はライティング「色の考え方」について記事にしたいと思っていますのでお楽しみに。


この記事は以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました!


■あとがき

この記事を読んでわからなかったことや、普段絵を描いていて疑問に思っていることなどあればコメント欄に書き込んでもらえると嬉しいです。





















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