こだわりポイント解説「綺良々」

今回は下のイラストのこだわりポイントをまとめました。


【レイヤー構造データ配布】「綺良々」イラストメイキング【作業タイムラプス公開】

原神「綺良々」イラストのメイキング記事です。 ▼配布PSDデータ 配布PSDデータの使い方を下の記事にまとめています。 よければ一緒にご覧ください。 ■ラフ~清書 ▼簡易形状 体の各パーツにパースがかかっているポーズなのでしっかりめに立体を描きました。 顔の形状目安に顔3Dモデルを使用しました。 顔3Dモデルの使い...


〇表情と仕草の関係

今回のイラストは「荷物を家主に届ける様子」を主軸に構成しました。

「のれんをよける腕でポーズに動きをつける」ために入口にはのれんを採用しました。

まぶしそうな表情をさせることで日差しが強い⇒気温が高い⇒汗をかいている、という関連付けを行っています。


〇全体の暗さ調整

▼キャラクターの暗さ加工比較

今回のイラストは光源がキャラクターの背面となっているため、キャラクター全体を暗めに加工することにしました。

その際に使用した加工テクニックを紹介します。


▼キャラクターにクリッピングしたハードライト色

上図のような色をレイヤーモード【ハードライト】でキャラクターにクリッピングしました。なんだかほとんど灰色ですね。

明るくしたい箇所などでは微妙に明るめのグレーを使っています。


▼ハードライトの色の関係

ハードライトは上図のように明度(縦軸)が中央値の場合、下レイヤーに影響を及ぼしません。

また、鮮やかさ(横軸)は0の場合に下レイヤーに影響しません。

この影響しない色(ニュートラル色)から少しだけ暗めの色を選ぶことで下レイヤーを暗くすることができます。

ここまでの知識を頭に入れたうえでもう一度下の画像を見てみましょう。


▼キャラクターにクリッピングしたハードライト色

カラーサークルを見るとニュートラル色から少しだけ暗く、少しだけ鮮やかな色を使っていることがわかると思います。

このようにちょっとだけカラーサークルをいじっただけで大きな影響を及ぼすので扱いが難しいですが、描き込みを行った後などにキャラクターのライティングをいじりたい時などに役立つレイヤーモードです。


〇胴体の魅せポイント

▼体の魅せたいポイント

今回のイラストではキャラクターのセクシーなポイントを見せられるような構図、ポージングを目指しました。


▼肌の質感表現で注目したいポイント

人体の質感を表現するにあたって、体表面の凹凸を意識するとより立体感が感じられて魅力が増します。

凹凸のできる要因は筋肉、骨、脂肪、内臓と様々です。

上図は今回のイラストで意識した凹凸を図示しています。


▼おなかの注目度を上げるテクニック

今回のライティングではおなか全体に影が落ちているので、汗の照りを利用して

おなかの注目度を上げています。

(影の中に所々に光を入れて情報量を増す技法の応用版といったところです。)


水に濡れたシチュエーション下でしか使えない技法ですが、プールや海などでの海水浴といったシチュエーションで使えるかもしれません。


■まとめ

今回はイラストのシチュエーションの詳しい解説や肌質感の表現についてなどに触れながら記事にまとめてみました。

キャラクターのライティングを描き込んだ後からいじるハードライトを用いた技法は何かと便利ですので習得をおススメします。

使い方に戸惑ったらこの記事を思い出してもらえると嬉しいです。


この記事は以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました!


■あとがき


▼使用した背景

今回は3Dで制作した背景を使用しましたが、かなりぼかした上にキャラクターでほとんど隠れてしまったので供養もかねてここに上げておきます。

石畳と奥にある家の入口を配置していました。













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