こだわりポイント解説(久岐忍)

下のイラストでこだわったポイントをピックアップして解説します。


■ポーズとシチュエーション

このイラストは支度中の忍を想定したものなので、「支度中」というシチュエーションを見た人に伝えるための要素を解説します。

①上着の袖に通す瞬間の右腕

 袖に腕を通し切る直前を切り取ることで動作の途中であることを演出しました。

 腕を通し切らないことで脇が見えることが推しポイントです。(⇐重要)


②上着をつまむ左腕

 片腕を袖に通すために上着を左手で掴んで支えています。

 手のひらを背中にまわす動作になるので顔周りに情報量を足すことが出来ます。


③装着前のマスク

 外したマスクと素顔を描くことでより支度途中であることを演出しています。

 普段彼女が見せることのない「隙」を表現できるようにしました。


■背景と人物の関係

▼背景なしVer

両腕とも上げて腰まで描写している関係上脇から下に大きな空白が出来てしまいます。


▼空白図示


そこで大きな空白を目立たなくするために下図のように縦長の背景を設置することにしました。


▼人物と背景の関係

横に広げた腕によって横幅の広がったキャンバスを縦長に区切ることで上から下に視線が映るようにしました。

また、背景から飛び出した腕のシルエット付近で視線が集まるようにしています。

「誘導した視線の最後に外したマスクに目が留まるといいかなぁ」と考えていました。

■脇&お腹の質感

個人的にお気に入りポイントは脇とお腹です。

(顔は勿論お気に入りポイントですが毎回描き込んでで見栄えよくするので今回は除外します。)


▼脇の推しポイント

肩の筋肉と腕の筋肉の立体感がお気に入りポイントです。

また、脇下に見える胸ラインがセクシーで気に入っています。


▼お腹の推しポイント

骨盤の出っ張りをメインライトの当たり方で表現してみました。

少々誇張しすぎ感があったのですが、今では気に入っているポイントです。


もう一つは腹直筋が下腹部に向かって描くラインです。

この微妙なお腹の丸みがここ好きポイント高いです。


肌の質感を表現する際の手法を下記記事にまとめていますので良ければ読んでみてください。

▼参考記事

【レイヤー未統合PSDデータ配布】影の塗り方 (更新版)

肌を塗る際に使っている配色方法を解説していきます。 ▼レイヤー構成サンプルPSDデータ ※肌の色は日本人っぽい肌色を想定して解説を進行します。 ⓪ベース影 まずはメインライトを置く前にベースとなる影色を置きます。 ▼ベース色配置図 ほとんどの場合で光源は頭上にあるので下方向にかけて少しだけ肌色が濃くなるように...



■まとめ

今回はシチュエーションを表現する要素や余白の潰し方などを載せてみました。

皆さんのイラスト制作の際に役立ててもらえれば幸いです。


この記事は以上です。ここまで読んでくれてありがとうございました!












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