鏡流さん 高解像度&PSDファイル / 幻想的な南極の氷”ブルーアイス”

こんにちは、torinoです。


今回は崩壊スターレイルより、鏡流さんです。


↓高解像度ファイルはこちら↓

鏡流_torino_原寸


また、PSDデータを公開します。

※ファイル上限に収めるためキャンバスサイズは縮小しています。


↓PSDファイルはこちら↓

鏡流_torino_作業レイヤー分



スターレイルもブルアカと同じで描きたいのに描けていないキャラが多いのですが、鏡流さんは見た目からして明らかに自分の癖に刺さるキャラデザだったので、情報が解禁された時からガチャ実装されたら描こうと決めていました。


ブルーのグラデーションが入った長い銀髪と朱の瞳。氷の剣士でクールなお姉さん。

どう考えても絵にして映えるじゃないですか。


また「月光を剣とせん」とのセリフの通り、月をイメージした技や演出が多いですよね。

なので鏡流さんのファンアートも月をバックにした構図のものが多いです。


この絵でも月を背景に描いていますが、ちょっと変化をつけたかったので、中華風の丸窓の奥に望む羅浮の風景と月・・・という構成にしてみました。


この絵では氷の描写にちょっといつもより手をかけてみました。

キャラで隠れてしまいましたが、今後の絵にも活かしていければと思います。


↓キャラを非表示にした状態。


氷キャラは好きでよく描くだけに、常に新しい表現を探していきたいです。

今回は滑らかな青いグラデーションの部分と、ゴツゴツしたハイライトや地層のようになっている部分のリアルさを意識しました。


このために氷の表面の写真をモノクロ素材化してブラシ形状にしたカスタムブラシを作りました。


さらに、部分的にエアブラシ消しゴムで消したりしながらレイヤーを何層か重ねて新しい氷塊を描くことで透明感が出ないかと試行錯誤しました。


↓手前の氷レイヤーを非表示にした状態




あと、この前面の花は鏡流さんの衣装デザインにも取り入れられている月下美人。


彼女を体現したような名称ですよね。

花弁がとても複雑で細かい花なので、普通に描くとなんかクシャっとしてしまってメリハリがなかったので、ガラス細工の造花のような質感にしてみました。







◆雑記:幻想的な南極の氷”ブルーアイス”

どうも、作業用デスクをコタツ化してみかんを食べたいtorinoです。


12月に入り、またガクンと気温が下がって冬になってきたなという実感が湧きます。

そんな時節に体感温度の下がるような話題で恐縮なのですが、南極の”ブルーアイス”というものをご存知でしょうか。


出典:The Iceberg 世界の氷山 写真特集



そのまんまのネーミングではありますが、青や水色のグラデーションが美しい雪に覆われた氷の写真は見たことがある方も多いと思いますね。


今回の鏡流さんの絵ではこのブルーアイスを参考資料にしながら氷や剣を描きました。



この着色料でも入れたのかと思えるような青の秘密は雨の少なさ。


私たちの普段見ている氷は微細な気泡をかなり含んでいて、気泡が光を反射するので氷は白く見えていますよね。


南極大陸は、海岸部分で年間降水量200mm程度。

砂漠の定義が年間降水量250mm以下であるように、これはかなり少ないです。

絶対湿度でいえば、南極は砂漠より乾燥しているとも言われます。


しかもそれは沿岸部での話で、南極大陸の内陸側では年間降水量20mmの地域もあるらしく。

そこにコップを置いて放置しても全く蒸発しないとして年間2cmしか貯まらないということなので相当乾燥していますね。


これはサハラ砂漠よりも少ない雨量なので、南極大陸は別名”氷の砂漠”なんて呼ばれたりするわけです。


ブルーアイスの話に戻りますが、これほど極端に雨が少ない内陸だと新たに気泡の入った氷ができず、さらに折り重なった氷の重みによって内側の氷が圧縮されて中の気泡が時間をかけながら抜けていきます。

その結果、極端に純度が高い氷が大量にできあがるのだそうです。


そんな純度の高い気泡の入っていない氷は”白”ではなく”青”に見えるわけですね。


尚、南極だけでなくグリーンランドや標高の高い山脈などでもブルーアイス現象は起こるそうです。


改めて、自然って面白くて美しいですよね。

そんな自然の美しさを多少なりともイラストにも取り入れていきたいと思う今日此頃です。


お読みいただきありがとうございました!












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